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映画「わたしのお母さん」感想 母親との関係×子供の意見×大人で変わる

来週に、「母性」が公開されるので、比較のために観てしまった。正直、イライラが止まらなく、主人公の夕子がなぜ母親に強気にならないのか、ずっと気になってしまった。夕子の母の寛子は、ぼやを起こしてしまい、義理の娘に追い出されてしまう。寛子の家なのにだ。そこで夕子のアパートに来るわけだが、母親の行動に文句を言わないのはいかがなものか。部屋は窮屈になり、文句を言われ、生活が精神的に苦しくなっていく。最後は、私を苦しめて楽しい?や私に恥をかかせないでと、自分本位な言動をし始める。それでも、夕子は何も言い返さない。いくらなんでも、居候で義理の娘に反論しない寛子が酷い気がした。ともかく、まずは話し合うべきなのに、何もしない。アパートは広くはないのだから、きちんと話し合わないと生活が圧迫される。妹の晶子は適度な距離感で、母親がわざとらしく泣いたりする性格をよく分かっていて、同居よりも離れて暮らすことがいい関係のヒントに見えた。夕子は長女だからというわけではなく、何も言わないからこそ、母親と関係を築けたというのが、幼少の改葬から想像した。要は良い子であれば、母と自分の関係は悪くならないというものだ。母はいつまでも子供扱いするが、子供にはかつての母と同じように、配偶者などと生活がある。その中でもギャップができるのは仕方ないかもしれない。大人になると子供はかわっていく。親子の関係はとても難しいと実感した。

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