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明日を綴る写真館 撮りたいカメラマン×写真家と息子×誤解を解いた結婚式

■カメラマンとして活躍する太一が、とある写真を見て音がするといって鮫島の写真館で働くようになる。成功しても、何か物足りない、やりたいことが出来てないと思うのはあることだと思う。世間で評価される作品と自分が評価が同じとは限らないし、芸術だと余計に感じるところがあるだろう。感性の世界でもあるから。

■鮫島は息子に誤解されているが、ある意味では仕方がない。いつも家にいなくて、来て欲しかった吹奏楽コンクールにも不参加に見えてしまった。実際は演奏が終わった後に来て、息子の姿だけ撮影したが、その写真で誤解が解けるのがいい。写真家は写真で誤解を解いたからだ。写真らしい。

■鮫島は妻と結婚式を挙げる。その場面は全てが解決された場面で大団円だ。誤解は解けて、太一も母親と和解した。こーゆー家族が和解して、みんないい人で終わる作品がいい。変に捻って誰かを陥れるシーンがあると感情移入が難しい。悩みはあるが、作品の中で終了させるのは観ていて気持ちがよく、いい映画を観たなと思う。

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