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映画「ブライアン・ウィルソン/約束の旅路」 感想 音楽と人生と精神の戦いと

ロックバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」のメンバー、ブライアン・ウィルソンに密着したドキュメンタリーだった。わたしはリアルタイムな世代ではないが、音楽に対する真摯な態度、年齢によらない音楽に対するこだわりを感じた。洋楽には疎いのだが、ブライアン・ウィルソンが、若い頃も、老年でも変わらずに、音楽へのこだわりを感じた。

音楽は身近なものだ。だからこそ、こだわりがある。ブライアン・ウィルソンのファンならば、かなり想いが入ることだろう。老年に入ってもなお、音楽を作り続ける姿は印象に残り、すごいと感じた。何をするにしても、一つのことへのこだわりが大事であり、いろんな障害があっても諦めない想いが人生を継続させる秘訣である。

それにしても、芸術というのは精神的なプレッシャーが大きいみたいだ。ブライアン・ウィルソンは精神的な症状に苦しんでいると映画では説明していた。産みの苦しみということは聞いたことはあるが、数字などは発表してから分かることで、制作時にデータとして、ファンに受けるかは数字に出ない。数字化は精神的な安定をもたらすから、それがわからないのは、苦しいのは分かる。音楽関係者のドキュメンタリーでは、精神的な戦いがしばしば公開される。それほど苦しい戦いなのだ。光と闇か。

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