ろ子

撮るし写るし、まぁなんでもよくね 有料noteの売り上げをフィルムに貢献しております…

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撮るし写るし、まぁなんでもよくね 有料noteの売り上げをフィルムに貢献しております。 いつも読んでくれてありがとうございます

最近の記事

歯車

あんまりよくわからない。 努力の仕方をどこから間違えていたのかわからない 白紙のノートになにを書いていいか今はわからない 綴る言葉は山ほどあるはずなのに一つも出てこないから頭を殴る わからない。いつから自分が居たのかが わからない。電車の時刻に間に合う様に生きる今が 言い訳や逃げ道に迷わなければどこまで行けた? 真っ直ぐ、見つめる先のわからない光がある。 星が広がる世界なのか 太陽の下の花畑なのか 愛する誰かの瞳の中か あんまりよくわからない。 制服を着て過ごし

    • 本にする前にさ。

      小学5年生。SOS電話番号シールを筆箱に隠しお守りにしていた。電話をしても大人が嘘クサイことを言って終わりだし、それを言ってもらえて私は満足なのだろうか。と生意気ながら思っていた。両親と他人の死んだ目に追われ、日々耐えることしかできなかった。知っている、自分が思うより何も出来ないことを。 そうゆう経験のある人達はきっとわかってくれるだろう。 昔深く感動したことがある。幼稚園の卒業式で抱きしめられたあの時、本物の心を目の当たりにした。それまでわからなかった悲しみを通り越して何

      • となりのへや

        死はなんでもないものです 私はただ となりの部屋にそっと移っただけ。 本を開いて直ぐ出会う言葉 私は動物の命を預かることがとても不安だった 自分が幸せにできる自信が経験上なかったから、迎える準備は何一つしてなかった 夫がハムスターなんてどうかな、と言い出した そのくらいなら飼えるかもね。この一言でペットショップへ向かう 3段並ぶショーケースに子猫と子犬、値段の下がった少し大きくなったものもいた。 その通りを抜け、鳥の声が聞こえてくる。 うさぎとカメ、フェレットなん

        • 犬と♀

          人から犬を預かることになった 名前はまろん、10歳♀だ 初めて会った時から懐いた 犬に好かれるタイプでは無いので驚いたし、こいつも人をかなり選んでいるらしい 家で飼っていた私のリスは死んだ 癌。2年というあまりにも足りない時間を生きた まだ私の中では欠けたままでいる 闘病中はどうしたって何もできない自分の無力さを嫌った 死んだ後の綺麗事は生きてる時を無理やり肯定するみたいで本当に厭 虹の橋を渡っただの待っててくれるだの、私はそんな事どうでもいい。ただあの子に何かしらの形で

          むずむずして

          私のエロスにまだ形はない 輪郭がなくて鉛筆でぐちゃぐちゃにしたくらい 他人にとってのエロってわかりやすいけどさ 私自身のエロスなんて全然考えたことなかった どんな男が好きかーとかプレイが好きかーとか そんなんじゃなくてね 自分が自分に欲情するみたいな 誰にも侵されない部分のことについて セルフで写真を撮ると三人の私が見えてくる 人は自分という中に三人宿っているらしい 哲学の本に書いてある私なりの解釈で失礼 一人、外の世界と繋がってる自分 二人、それを認知できる自分 三人

          むずむずして

          mirror

          電車東京行き 近づく度金髪の完成度高くなる 流行りメイクの女の子がどんどん乗ってくる 女の子は時代の象徴である 冴えない昼下がり新宿 店の入り口が立ち並ぶ道のガラスに私は映る デコボコ違った私が絶えず横を歩いている 鏡で見る私とはちょっと違うみたいで困る まぢ盛れない それハンパない わかる〜それな! いつから自分は使わなくなった 歩く後ろの大学生がバイトの話 おれと同い年っすよまぢやべーす笑 22の代スヨ!○○さん!やばいっすよね笑 がちやべーなそれ笑まじありがと

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          肌の記憶

          おはようございます あなたの今日はきっと今から始まるのかな 私が洗い物をする時、自分と同じ事をしてる人は世界にどのくらい居るのかを考えてちょっとした音楽をかけて大きな括りで縛られてたまるか!と宇宙の検索欄に引っかからないよう生きてます。 電車の座席上の荷台はもはや意味をなさなくなったと言うのに消えない そんな風にひっそりと社会に溶け込む自分は嫌いじゃない 写真という括りに関しても上記の様に感じる 田舎に越して理解した 東京に選べぬ程の店があり、夜が来ない事 まさに保温し

          肌の記憶

          リンネ・ルヴォワール

          この度はご来場くださったお客様、気にかけてくださった皆様ありがとうございました。 ガマズミちゃんの個展に写真で携われた事、とても光栄でした。 ガマズミちゃん、私に撮らせてくれてありがとう ガマズミちゃんの気持ちもインスタグラムの投稿にて綴ってあるので併せてお読みいただければ幸いです 私のnoteでは私が思う感想などを綴ります 出会いは2年前でしたそこから3回ほど撮影したのかな? 撮影はじっくり話す、わいわいしながら撮影。を波の様に繰り返して駅のホームでバイバイって感じ

          リンネ・ルヴォワール

          アート写真を目指す人

          自己紹介で申し訳ないが私は被写体から始まり、撮る側になった人間だ。 そして撮る側から携わる側へ、そして作家思考へ興味はどんどんプリントとして浮かび上がる写真、作品へと変わった。 裏方としては現像屋やギャラリーで勤務もした そんな私が考える真剣なアートについて 藝大も出ていないし、有名な知り合いがいるわけでもないしがない一般人はアート写真をこう見ている。という論を書こうと思う まず撮る側の人間としてスタートはアートを目指していないだろう。芸大生でもないただの素人が趣味を本

          アート写真を目指す人

          耳鳴り

          私のワイヤレスイヤホンは基本充電がない だから忙しい日は有線を持ち歩く 最近イヤホンの調子が良くなくて そのまま音楽を流していた事があった 我ながら迷惑DJだな 今日もブツブツッといって途切れる その後必ず耳鳴りが来きて イヤホンをはずしても止まない 少し音を遮断しないと飲み込まれそうな電車内 私はあたかも音楽を聴いているような顔でイヤホンをしていた。 なんか急に懐かしくなって思い出した コスプレをしていた頃は電車で1時間以上かけて都内に行ったんだっけか 帰りの電

          耳鳴り

          小児科

          季節が夏に近付いて居るなぁと思うのは日中の日差しが鬱陶しいから。 日焼け止めを塗っても、帽子を被っても1時間外に居たら頭がぼんやりして夏に備えろと嫌でも感じる 早く陽が沈まないかと窓際で青空を見つめる日が増えた そんな私は、旦那の本棚に手を伸ばす 一色まこと作 『ピアノの森』を発見 この作品は森の端と呼ばれる普通から遠く離れた場所で生まれた一ノ瀬海(イチノセカイ)が主人公。森に捨てられたピアノと出会いそれは海(カイ)でなければ音は出ない不思議なピアノだった。 昔の持ち主だ

          小児科

          生きる

          生きた 何か成すために産まれたのだと、 頭にタライを落とされる ずっと目が覚めない 終わりまでぐるぐると目を回すだけ んー、神っていると思うんだよね そうゆう謎めいたわからないモノに惹かれ生きる 未知の地、未知の味、まだ解明されていない謎 全部見えないからいいんだよな この世界見えるものはほんの一端 雲は掴めるのか…なんて一生夢見てそのまま死ぬ 私のてから糸が伸びる これが繋がり 私から一方的に紡がれた糸がある 相手から縛られた糸がある 自分で縛って隠した糸がある

          生きる

          パンの中

          ある人が言ったんだ ホールケーキの真ん中が一番美味しい ってね笑 え?何を根拠に?と思った私はもうちゃんと大人だった 朝ごはんは白湯とバナナとトースト 白湯に真ん中はないなぁ バナナは…ふさの真ん中からとったバナナを普通に食べてしまったけれどこれは…? 難しい… パンは一斤で考えたら買うところから始めるのが筋だが、手元には1人で立つこともできない食パン6/1いや1/6かな笑 そんな食パンの真ん中をガブッ 別に美味しくなかったし、普通に食べたかった パンを傷つけ

          パンの中

          形ない家族と私

          ろ子 2001年生まれ 19歳から本格的に被写体として活動し、現像屋やギャラリーで働きながら写真の知識を身につけ、現在は写真屋でアルバイトしています。 好きなことは写真と銭湯 好きな食べ物はアイス 何者でもないただ表現が好きな人間です。 自己紹介はこんなところで、今回は自分の家族を題材にしました。 ナダールさんの『目指せ個展』惜しくも賞は頂けませんでしたが、自分の作品を気に入っています。 この展示が終わってすぐ用事で実家へ帰宅しました。父と連絡をとっていたのですが、初めて『

          形ない家族と私

          こわくなる

          時々こわくなる こんなに幸せが続いて良いのだろうか って 実はもっと改善すべきことや もっと出来ることがあるのに 浸ってただボケーっとするだけが精一杯の日がある そしてハッとした時 どんな不幸が来るのかとそれで頭が一杯になって なんというか 不幸や災難な事が起きて欲しいような不適な笑みを浮かべる自分をみてゾッとする 自分にはトリガーがある事も理解してる 改善する為に本を読んでみたりする それでも尚、今まで積み上げてきたもの全部ぶっ壊して這い上がるあの瞬間を待っている

          こわくなる

          わたしと私

          昔よりずっと多くご飯を食べるし 疲れた顔をするし 涙腺が弱くなったし 自分から勉強したいだなんて言い出すし 猪突猛進できなくなって どんどん自分を隠すようになって あの頃の私に会う日はもう無いんだ 最低な父にさりげなく話しかけられた時の嫌悪感 そんな父に気弱な母はめんどくさい女みたいで嫌いだ 姉は両親と絶縁みたいになってるし、兄は何も言う事なく消えた 最後の1人は私 あー。 どうせ親が死んでも誰も喪主をやらないんだろう どんどん可哀想になって、私だけは家を出てから気に

          わたしと私