歯車
あんまりよくわからない。
努力の仕方をどこから間違えていたのかわからない
白紙のノートになにを書いていいか今はわからない
綴る言葉は山ほどあるはずなのに一つも出てこないから頭を殴る
わからない。いつから自分が居たのかが
わからない。電車の時刻に間に合う様に生きる今が
言い訳や逃げ道に迷わなければどこまで行けた?
真っ直ぐ、見つめる先のわからない光がある。
星が広がる世界なのか
太陽の下の花畑なのか
愛する誰かの瞳の中か
あんまりよくわからない。
制服を着て過ごした時間も
大人に楯突いたあの時間も
私は世界の一部になれずにいる
だからいつまで経っても靴を選べない
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