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​​イベントレポート 「和食の権威 大宮康雄さんに出汁を学ぼう!」 明治記念館さんコラボレーション企画

先日、開館から75周年の歴史ある明治記念館さんで「出汁」のイベントを行いました。特別講師にお招きしたのはなんと、明治記念館 特別料理顧問で2014年秋の褒章「黄綬褒章」を受賞した、和食の権威「大宮康雄さん」です。

「出汁」は私たち日本人にとってとても身近で大切な存在ですが、大人のわたしたちでも知らないことがいっぱい。こどもたちにとっては、きっとまだ「出汁」は未知なる存在かもしれませんね。イベント当日、そんな 「出汁」のことを大宮康雄さんが優しく丁寧に教えてくださいました。
子どもたちは、生き生きとした表情で、「出汁」の香りを感じ、味わいを堪能し、その材料となる素材の感触を楽しみましたよ。

当日学んだこと

①出汁の絵本『ブレンド出汁 つくっちゃお!!』を読んで、出汁の知識をインプット

おりょうりえほんオリジナル絵本『ブレンド出汁 つくっちゃお!!』

こちらの絵本はなんと「大宮康雄さん」が絵本に登場し、出汁について教えてくれるストーリー。目の前にご本人がいらしてなんだか驚き!まずは絵本でしっかりと、出汁について、知識をインプットしましたよ。

②大宮康雄さんに、一番出汁・二番出汁の作り方を教えてもらおう!

大宮さんの周りに子どもたちと親御さんが集まり、一番出汁・二番出汁の作り方を教えてもらいました。かつをぶし削り器で、かつをぶしを削る姿にみんな興味津々!削りたてのかつおぶしをいただきました。

③一番出汁・二番出汁を実際に飲んで、違いを感じよう!

一番出汁・二番出汁をそれぞれ飲んで味の違いを実感。
一番出汁はかつおぶしに火を入れないで作る出汁。濃厚な味で、お吸い物など出汁の旨味をそのまま活かすお料理にぴったりです。二番出汁は、一番出汁で使った出しがらを煮出す出汁で、強いうまみが出るのが特徴。二番出汁はうまみが強いため、調味料を入れてもうまみがちゃんと残るので、おでんや筑前煮や味噌汁などの料理にぴったり!それぞれの出汁を飲み、実際に味を感じた上で、出汁の使い方を学びました。

④効き出汁クイズ!(何の素材の出汁かな?体験してみよう!)

今度は、いろんな食材(昆布、かつおぶし、にぼし)を使った出汁を飲んで、効き出汁クイズ!子どもたちの舌はとても繊細。多くの子どもたちが大正解!!間違えた子たちも自信を持って自分の意見を言える姿が、とってもカッコよかったです。

⑤自分だけのオリジナル出汁パックを作ってみよう!

いろんな素材から好きなものを選び、自分だけのオリジナル出汁パックを作りました!まぐろぶしや、さばぶしなど普段あまりお目にかからない出汁の素材もあって、どれにしようか迷っちゃう!

⑥明治記念館オリジナルの和食をいただこう!

最後はお待ちかね!先ほど学んだ一番出汁を使ったお吸い物と、おにぎりやお魚料理などの和食をいただきました。知識を得た後にいただく和食は、いつもと違った味わいがあることでしょう。

ワークショップの後は・・・

ワークショップの後、子どもたちは明治記念館さんの美しい芝生の庭園で駆け回って遊びました!
明治記念館さんはとても子どもフレンドリー!気軽に立ち寄れるカフェやお食事処もありますし、授乳室・オムツ替え台やミルクのお湯も完備されてますので、赤ちゃんをお連れのご家族も安心♪
お散歩がてら、ぜひ、明治記念館さんに遊びにいらしてくださいね。

終わりに

日本人の味覚はとても繊細だと言われますが、この出汁に所以しているとも言われています。
大切にしたい日本の食文化を、子どもたちに伝える一助となれたら嬉しいです。


さて、今回も子どもたちの驚きの表情と笑顔がたくさんあふれる楽しいイベントとなりました!
子どもたちがこういった表情を見せてくれる時は、何かを感じとってくれている瞬間です。
おりょうりえほんは、今後も子どもたちと一緒に
五感で感じる食育イベントを行なっていきたいと考えております。


おりょうりえほんとは
https://ehon.cookpad-kids.jp/

「絵本時間が食育時間に」
おりょうりえほんは、食べることや食材、子どもができる料理など、食育に特化した絵本をお届けしています。
読み聞かせの絵本1冊をおりょうりえほんに置き換えることで、楽しく簡単におうちで食育ができます。
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