◆読書日記.《小此木啓吾『エロス的人間論 フロイトを超えるもの』》
※本稿は某SNSに2020年7月25日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。
小此木啓吾『エロス的人間論 フロイトを超えるもの』読了。
日本精神分析学会の元会長によるフロイト思想のその後の「エロス優位的乗り越え」理論の流れを説明する一冊。
因みに「論」とついてはいるが、本書は小此木さんご本人の理論ではなく、過去の精神分析医らの理論をまとめて紹介している解説本の一種。
驚くべきは、本書が発行されたのは1970年、何と今から半世紀も前の書籍という事となる。