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#71: こんなときだから♪ラヴェル〜音からマイナスイオンが溢れている!?「水の戯れ」


ラヴェル:水の戯れ(1901)

#71 -77のテーマは「音楽家を惹きつけて止まない『水』という現象ー水と音楽」

人間の命の源ともいえる「水」。
川のせせらぎ,海のおおらかさ,そして人の命を簡単に奪っていくとてつもない威力……
人類は水に生かされ,癒され,脅かされ,そして水にもどっていく。
そんな存在なのかもしれません。

音楽家たちもそのような「水」の側面に魅せられ,音に表してきました。
今週は,そのような「水」をテーマにお送りしたいと思います。

最初の曲は,モーリス・ラヴェル(1875-1937)作曲『水の戯れ』

印象派を代表するラヴェルは,「音の魔術師」という異名で呼ばれるように,色彩感あふれる作品を残しました。ラヴェルを演奏する際は,とにかく色んな音,たくさんの絵具を持ち合わせていないと表現できない,と思います。ラヴェルの時代になると,ピアノの技巧的な面も完成され,繊細なタッチ(ピアノを打鍵すること)が,ピアノに反映されるようになりました。『水の戯れ』は,無色透明な水に光が反映してプリズムが現れるような,そんなイメージが音から聞こえてくる作品です。

Stay Home でも,マイナスイオンを摂取しているような気分に浸りながらお楽しみください(笑)

今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!


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