新卒にいきなりリモートワークをさせるべきではない

4月下旬になり、会社員として働き始めてから半月が経った。そこで1つ、控えめにでも言わせてほしい。

｢新卒にリモートワークをさせるべきではない。｣

新卒、と一括りにしてしまったけれど、ここではあえて｢ガツガツ成長したい新卒｣としておく。とりあえず与えられたことをこなして、とくに成長を求めていない新卒には当てはまらないかもしれない。

今まで、多くの人がオフィスに必ず出社しなければいけないことに疑問に持っていた。時代の流れが"どこでも働ける環境"を作ったことに喜んでいる人も大勢いると思う。

実際に、5秒歩けば会話できる距離にいるのにメールや電話でやりとりをしたり、ほぼ人と話さない日があったり、たしかに出勤しなくても働けるなぁと感じる。

でも、右も左も分からないガツガツした新卒の私は、疑問があったらすぐに聞ける人がいる環境にいるほうがいい。むしろ、「近くで見て学ばせてください」という感じ。

業務内容だけではなくて、雑談も大切にしている。たとえば、お昼ごはんの時間。それぞれの出身地のことを聞けたり、社内のしくみをきけたり。自分からベラベラ話さないようにはしているけれど、聞かれたら答えるスタンス。そのとき話のネタにしたことが｢あなた、たしかこれ得意だよね。やってみない？｣と、新しい仕事を任せられることもある。

ほかにも、電話対応をして｢自分の会社はこんな人たちと取引しているんだ｣と知ることもある。他部署の社員さんとコミュニケーションを取るきっかけにもなる。個人的には、人と話さないといろいろ調子が狂うことにも気づいた。

となると、｢うちはリモートワーク推奨！最近のブームに乗ってるぜ！うぇい！｣と、とりあえず流行りに乗っている会社はなにか違う気がする。会社側は新卒にリモートワークをさせるべきなのか、新卒側は本当に自分はそれでいいのか、考えてほしいな（誰やねん）。

なんでもそうだけど、ブームに乗ればいいわけじゃないんだよなぁ〜たぶん。新しいものを受け入れつつ、既存のものも残しつつ、"本当に必要なものがなにか"を見極められる人が増えて、もっといい世の中になればいいな〜と。

以上、現場からペーペー22歳がお送りしました（笑）。