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生成AI「Gemini」は最強の自己学習アシスタントツールになる

①はじめに

私は普段仕事をする中で、生成AIの「ChatGPT」と「Gemini」をよく利用しています。
どちらも無料で使うことができ、とりあえず困ったことがあったり手が止まるような作業があればChatGPTに質問してアウトプットを引き出しています。

今仕事で使っているだけでもとても便利ですが、もしこれが学生時代に支えていたなら、どれほど効率よく学習が行えただろうかと思う時がよくあります。
なので今回は、自己学習の際に生成AIがどのように活用でき、何が便利なのかを解説するとともに、中でも自己学習のアシスタントツールとしてぴったりである「Gemini」について紹介します。


②生成AI「Gemini」とは何か

Geminiとは、Google DeepMindによって開発された、非常に先進的で多様な情報タイプ(テキスト、コード、オーディオ、画像、ビデオ)を理解して操作することができるマルチモーダルなAIモデルです。
GoogleとAlphabetのCEOであるSundar Pichaiは、AIが人々に新たなイノベーションや経済的進歩をもたらし、知識、学習、創造性、生産性を未曾有のスケールで推進すると述べています​​。

Geminiは、Ultra、Pro、Nanoの3つの異なるサイズで最適化されており、最も複雑なタスクに対応するGemini Ultraから、デバイス上のタスクに最適化されたGemini Nanoまで、さまざまな用途に応じて選択できます。
Gemini Ultraは、大規模言語モデル(LMM)の研究と開発において広く使用される32のアカデミックベンチマークのうち30で、現在の最先端の結果を上回っています。
特に、57の科目を用いたMassive Multitask Language Understanding (MMLU)テストでは、90.0%のスコアで人間の専門家を上回る最初のモデルとなりました​。
ちなみに無料版のGeminiでは「Gemini Pro」が組み込まれています。

このAIモデルは、大規模なコラボレーションによりGoogle全体で開発され、初めからマルチモーダルであるように設計されています。
これにより、異なるタイプの情報を一貫して理解し、組み合わせることができます。
Geminiは、データセンターからモバイルデバイスまで、幅広いプラットフォーム上で効率的に実行することができ、開発者や企業の顧客がAIを利用して構築し、スケールする方法を大きく向上させます​。

さらに、GeminiはGoogleの主要な製品にも既に統合されており、Pixel 8 ProではGemini Nanoが初めてエンジニアリングされたスマートフォンとして機能しています。
このAIはまた、Googleの検索経験を加速させるために検索にも実験的に使用されており、今後数か月で広告、Chrome、Duet AIなどの製品やサービスにおいても機能する予定とのことです。


③ChatGPTとの違いについて

開発元: GeminiはGoogle DeepMindによって開発されました​。
一方、ChatGPTはOpenAIによって開発されたGPTシリーズの一部です。

マルチモーダル能力: Geminiはマルチモーダルであり、テキストだけでなく、画像、オーディオ、ビデオを含む様々な種類の入力を理解し、操作できます​。
ChatGPTは主にテキストベースのモデルであり、主に言語生成と理解に焦点を当てています。

使用目的と応用
応用範囲: Geminiのマルチモーダル性は、開発者がテキスト、画像、オーディオ、ビデオを組み合わせたアプリケーションやサービスを作成できることを意味します​。
ChatGPTは、テキストベースの対話、文書作成、情報提供など、言語関連のタスクに強みを持っています。

GeminiとChatGPTは、人工知能の分野でそれぞれ独自の強みを持つ革新的なモデルです。
Geminiのマルチモーダルな能力は、さまざまな形式のデータを扱うアプリケーションに適しており、ChatGPTの言語処理能力は、テキストベースの対話やコンテンツ生成に特化しています。
それぞれのモデルは、AI技術の応用範囲を拡大し、新しい可能性を開拓しています。


④なぜGeminiが今注目されているのか

質問応答:ユーザーの質問に対して、正確で詳細な回答を提供

  • 要約:長い文章を理解し、簡潔でわかりやすい要約を作成

  • 翻訳:100以上の言語間で高精度な翻訳

  • 文章生成:小説、詩、コードなど、さまざまな形式の文章を生成

これらの能力は、さまざまな分野で活用できる可能性があり、大きな注目を集めています。
Geminiはマルチモーダルにより高度なコミュニケーションや情報処理が可能になります。
例えば、画像を説明する文章を生成したり、音声からテキストを書き起こしたりすることができます。

  • 日本語を含む多言語に対応

  • オープンソースで利用可能

  • Google Cloud Platform上で動作

これらの点も、Geminiが注目される理由の一つです。


⑤Geminiが最強の自己学習アシスタントツールになる理由

Geminiの最大の特徴は「聞きたいことを自然な言葉で話すことで、あらゆる回答を検索結果込みで回答してくれる」という部分です。
Googleが開発したAIであるため、もちろんAIが Googleの検索エンジンを用いて回答を行ってくれます。

これが無料で使えるのがChatGPTとの1番の差別化と言っていいかもしれません。
ChatGPTは有料版でないと検索は利用できないですから、最新情報にアクセスできるGeminiの方が使い勝手が良く感じます。

例えば、理科の勉強をしていて物理の問題でつまづいた時、Geminiに質問することで下図のように回答してくれます。

物理の問題を質問した場合、何の公式を使うのか、公式の内容、解答、そして注意事項まで丁寧に記載してくれます。
参考資料では公式のURLなどを載せてくれるので、より詳細を調べる際にも便利です。

他にも歴史の問題で質問した場合は下図のように回答してくれます。

歴史の問題でもポイントを押さえてわかりやすく簡潔にまとめてくれます。
わかりやすいサイトを探して調べる手間が省け、それでもわからない点はさらに質問が重ねてできるのも魅力です。

問題の答えだけでなく、参考になるサイトのURLや公式の解説まで回答され、課題解決の効率化が図れることがGeminiが最強の自己学習アシスタントツールになる理由なのです。


⑥さいごに

生成AIは、仕事や学習の領域で欠かせない核心的ツールへと進化を遂げつつあります。
既に私たちの日常に多大な便利さをもたらしているこれらの技術は、今後さらに洗練され、その能力を拡張していくことでしょう。

生成AIを熟練して使いこなすことができれば、生産性は飛躍的に向上し、学習プロセスもより効率的かつ効果的に進むようになります。
進化するAI技術を活用することで、私たちは未来の可能性を限りなく広げることができると思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます✨
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