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忘れっぽさも個性~ワーキングメモリの低さと仲良くする方法~

「あ、忘れてた!!!」

日々の中で、こう思うことはありますか?
例えば、お鍋を火にかけたまま忘れたり、口頭でいくつか言われると何かが抜けたり。

わたしは高頻度であります。


日常では火事など災害が起きなければ気づいた時にやれば大抵問題ありません。
しかしこれが仕事となると、お客様や周りのスタッフに迷惑がかかってしまいます。


注意したくても治せない…

なぜなら、その原因は自分の特性(個性)にあるからです。

そしてその原因とは、
「ワーキングメモリの低さ」です。



今回は特性シリーズ第2弾として、この「ワーキングメモリが低い」という特徴に対して、過ごしやすくする方法をまとめたので、よろしければご覧ください^^




1、ワーキングメモリとは

はじめに、ワーキングメモリとは何者なのか。
記事が4500字を超えてしまったので、別記事にしました。

⇧こちらの記事では、
そもそも
「ワーキングメモリとは?」の部分
から、
「ワーキングメモリには得意不得意がある」
という内容について記載しております!

当記事の前提部分になるので、ぜひお読みいただけるとより自身や身の回りの方についての理解が深まるかなと思います(^^)


2、ワーキングメモリに苦手さがあると。


では話を戻しまして、
ワーキングメモリに苦手さがあると、冒頭の例に加えて、下記のあるあるに心当たりはありませんでしょうか?><

~日常のあるある~

☑何かを取りに行ったはずが、行く間に人と話したら、何を取りに行ったかすぐに忘れがち

☑買い物に行くと、買うはずでなかったものを買って、買う必要のあるものを忘れることが多々ある

☑物の整理をしている途中に懐かしいものを見つけて読み始めると、何をしていたかすっかり忘れてしまう

☑煮物をしている最中、他の家事をしに行くと火を忘れ、ぐつぐつ音で煮物をしていたことを思い出す

☑複数のことを言われると、最初に言われたことが思い出せなくなることがある

☑タスクが多いと、軽くパニック状態になりやすい

☑悩みを頭の中で考えていると、考えが堂々巡りになりやすい

☑暗算が苦手

これはわたしのあるあるです(笑)

子どもの頃は「あっ、忘れてた」くらいで特に気にしていませんでしたが、大学入学前に初めてレストランでホールのアルバイトをして、自分の忘れっぽさに疑問を持ち始めました。
「こりゃうっかりどころじゃないな」と。

仕事をして初めて、特性の影響が出たパターンです。

はじめは本当に自分のできなさに落ち込んでいましたが、作業療法士の勉強をして働く中で「ワーキングメモリ」をさらに知り、「この子の仕業か~」と判明したのです😅

(※ワーキングメモリ自体は頭の機能の一つなので、何一つ悪くないですよ笑)

まだ知能検査を受けた訳ではないので、本当に数値上ワーキングメモリが低いかは分かりませんが、いつか受けて自分の凸凹具合を知りたいなと思っています。(1~2万ほどかかるらしいので、いつか…)
これは余談。


ここで大切なのが、
苦手さがあってもそれは
ひとつの個性
だということ。


ワーキングメモリは基準から見て高いか、低いかという表現をされますが、低い場合でもワーキングメモリにおいてはと言う話。
他の部分で得意な部分が必ずあります


また、その苦手さがあっても対処法と環境面の工夫をすることで、圧倒的にカバーでき、生活がしやすくなるのも事実。


そのため最後に、しっかり対処法と環境面の工夫をお伝えしてまいります^^
長くなってきましたが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです😭



3ー対処方法。苦手だけど、そんなのへっちゃら!どや!


大口叩きました。すみません(;^_^A
でもそのくらいでいいんです!

どんなに苦手でも、

すぐに書く!入力する!


これで解決できるんです。

この書く、入力するとは、頭で抱えきれないタスクなどを外に出して、頭の負担を軽くするとともに、忘れを予防する方法です。

いい意味で、自分の頭に期待しない。

具体的な方法としては、買い物リストを作って手帳型スマホケースに挟んでおくとか、帰ってからやりたいタスクがあったらどんなに小さいことでもグーグルカレンダーのタスクに入力しておくなど。

わたしもこれを実践しているので、付箋は常に持ち歩いていますし、家は付箋が色んなところに貼ってあります(笑)

このメモはデジタルかアナログかは、その方次第、タスク次第かと思いますので、ご自身に合う方法を選択して頂けると良いかなと思います☺


もう一つは、

環境を調整する!


です。

どういうことかというと、前述のようにワーキングメモリは視覚情報や聴覚情報も含まれるため、不必要なものがあれば「隠す」、必要なものは「目立たせる」ことで、自然と意識のいく場所を適切な場所にすることができます。

例えば、
(例1)外出前にバタバタしているといつも忘れがちなものがある場合は、絶対持っていくものに札などの目印をつけておく。

(例2)休憩時間がいつの間にか過ぎてしまう場合は、アラームを掛けたり、時間を付箋に書いておく。

(例3)片付けの途中で絶対何かをしたくなってしまいがちな場合は、始めから「後から見たい・やりたいリスト」の袋を作って入れられるようにすることで、衝動的に見たりやり始めることを予防することができる


このように、ちょっとした工夫で、
「忘れた!」
とうっかりしたり、
時に自分を責めたりといったことが少なくなるように思います。

また、アルバイトをするようになった学生さんや、社会人の方の場合は、全くメモのできない環境だと辛い場合があります。
(メモを持ち込めない工場や、場所によっては飲食店など)
そのため、困り感がある場合は、ある程度メモしたり、環境を工夫したりできるようなお仕事を選ぶと、より過ごしやすくなるかなと最近感じております^^




本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!!!

自分のことは自分で認めて、対処をする!

少しでも生きやすい人が増えるといいなと思います^^


それでは。



追伸:
第1弾の「心配性ならば心配性らしく生きる」も、ご興味ある方は良ければご覧くださいませ。


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