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楊枝糊

楊子糊とは
楊子(竹べら)の先で腰の強い独特の糯(もち)米糊を垂らし
布の下から指で糊を布に定着させていくという
特異な友禅の染め防止の糊置き技法

この糊は、極細から極太の線まで自由に描きだせる
明治中頃までは盛んに行われていたが
筒金による糊置法(筒糊)の開発で急速に廃れてしまう

戦後しばらく経った昭和30年
重要無形文化財友禅楊子糊技法保持者に指定された
故山田栄一氏により再び日の目を見る
父の遺志を継いだ忠夫氏が永年の苦労の末
楊子糊だけが持つしなやかで伸びのある友禅染が復活

現在、忠夫氏の承継者
楊子糊を受け継ぐ日本で、世界でただ1人
山田 崇先生

来春
崇先生直筆で着物の裾の裏に
サプライズ入りが届くのを心待ちに
楽しいイベントで皆様にもお披露目御座候


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