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色んなエールを届けよう、繋げよう

はじめに

こんにちは。今回は『応援』することについて、炎上案件や自分自身の行動から振り返りながら様々な応援の仕方と継続した応援や支援の大切さを考えてみたいと思います。

「応援」と「支援」は細かな違いはありますが、今回の記事では、炎上に対する励ましの気持ちを含めて「応援」という言葉をメインに使っていきます。

ざっくり言うと、「応援」は元気づけるためや上手くいくように願う励ましで、「支援」は金銭や物で力を貸すことや行動することです。

このnoteの記事を読んでみなさんのそれぞれの応援や支援を考えるきっかけになってもらえると、とても嬉しいです。

①買って応援

①-1. IKEA


IKEAの商品のCMツイートに、フェミニストたちが「奴隷のようだ」と批判して炎上。


CM広告に激怒してCMの表現に対して『犯人はピュ𓂺じゃん』『CM構成したの男かな?』『ミソジニージャパン』『日本に来ると何もかも女卑男尊ウイルスに侵されてダメになる』「きっっっしょ!」「どうせキモい爺が作ったんだろ」「今すぐ消去して謝罪しろ」「ゲロ以下の昭和のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!」「担当者とクリエイティブチームは更迭を」などの批判がありました。

それだけでなく、商品のトレイテーブルを揶揄して「ドレイテーブル」「奴隷になる罪深い商品」「悪意込みでトレイ(奴隷)テーブルって名付けただろ?」という発言も……。


しかし、私は広告を見て商品に魅力を感じて、実際にテーブルを買いました。安定していて、トレイは持ち運べるし優れた良い商品です。

 トレイ部分は大きめなので市販のポップコーンをパーティー開けしても余裕があります。

ちなみに家で飼っているうさぎもIKEAのテーブルの下が気に入っています。笑

個人的にドン引きするようなCMの批判内容ですが、それだけでなく商品さえも侮辱的な発言がありIKEAにネガティブキャンペーンがなされていました。しかし、私はCMをみて商品を素晴らしいと思ったので「買って応援」をしました。

①-2. ITS'DEMO×マイメロ コラボ

サンリオのキャラクター「マイメロディ」のマイメロママの「名言」を使った商品は、「マイメロディのバレンタイン」の1つとして、「ファッションクロス」運営のブランド『ITS'DEMO(イッツデモ)』で2022年1月18日に発売が予定されていました。しかし、一部から「女の敵は、いつだって女なのよ」という表現は『ジェンダーバイアスを助長する』などの批判があがり、コラボ商品の一部が販売中止になりました。

こちらのnoteで、マイメロママの販売中止を悲しむ声も載っています。

  私はイッツデモは普段よく利用しており、サンリオも好きなので騒動はとても残念に思いました。しかし、残念がっている声はネカマ扱いする声を見かけたためこのようなツイートをしました。

すると…。

「どれ買ったの?」

こちらの方は、他のアカウントにもどれ買ったの?買ったの?買ったの?と執拗に何度も絡んでいました。(現在「慢性肩こり腰痛ちゃんZ」さんのアカウントは消えて、新しいアカウントで活動しています)

マイメロママの名言グッズの販売中止に残念がっているのにネカマ(男)扱いする人がいた内容に対して、「どれ買ったの?」とはコミュニケーションとしてトンチンカンだと思います。

バッシングされて販売中止になった商品があっても、他の商品が残っているからそれで楽しめばいいだろうと言っています。

そしてこちらが「買った??」「買ったん?」「買ったぞ」「買ったけど」と連呼していた様子の一部です。中止になった商品は無いのに……。

このように、私だけでなく複数のアカウントに絡んでいました。

買ったのか?と絡みまくっていましたが、私も購入していました。

しかし、中止になったグッズは買えないのだから残念がる人がいるのは何もおかしくないですし、残念に思う人=ネカマでもないですよね。

執拗に「買ったの?」と私にも問うわりに、買っていたと知ると黙りました。

買いたいと思うものは買う。
でも買えない商品があって残念に思う。
買いたいものが販売されなくなったから、他のグッズは買わない。

どれも両立します。

そして、フェミ叩きのためにマイメロディグッズを買ったとまで仲間内で言われるのです。返信は数十分でしていますし、返信で言い負かして叩くために数十分で買いにいくのは無理です。そのためにわざわざ購入したくはありません。

……相手を叩くために購入していると決めつけて言う人がいますが、むしろ、そういう行動をしているといえるのはどちらでしょうか?

「買ったの?」「買ったの?」と何度も写真を見せて“叩き棒”にしたのは?

マイメロディコラボで問題にされた商品は販売中止になってしまいましたが、私は肩こりさんとのやりとりから、買った商品を盾に使って他人に何度も執拗に迫る行為をするのは反面教師にして気をつけようと思いました。

①-3. ハートクローゼット

漫画『月曜日のたわわ』騒動がありました。そこから派生した胸の大きな女性向けのアパレルブランド『ハートクローゼット』へのバッシング。きっかけは黒澤社長が「月曜日のたわわ」の漫画の感想を発信後、オタク擁護をしたとして叩かれて購買層の女性を含めてガッカリしたとして代表とブランド、購入者に酷い中傷がありました。

騒動より前に、ハートクローゼットの代表から私の胸の大きい当事者による発信をしたnoteを紹介していただいたこともあって、ブランドのことは知っていました。しかし、人気で売り切れになることも多く、気になっていた商品は購入できていませんでした。

ブランドやブランドの代表に対してのバッシングから「潰れてしまえばいい」という内容もあり、不買の動きも見かけて今買わなければブランドが無くなってしまうかも…と危惧して購入に踏み出しました。


着心地もよく、自分らしいファッションもできるのでとても満足しています。

胸の大きい女性を支える素敵なブランドなので買い支えて応援したいのもあって、また購入しました。



騒動がきっかけで初めて購入しましたが、騒動が終わったとしても、私は継続して応援していきたい。

何より、「すべての女性に自分らしく生きて欲しい」というブランドのコンセプトに共感しているからです。

②.募金で応援

全国被害者支援ネットワーク

全国被害者支援ネットワークは、全国48の加盟団体とともに犯罪被害者と被害者家族・遺族がいつでもどこでも必要な支援が受けられ、その尊厳や権利が守られる社会の実現を目指して活動しています。

犯罪の防止も、被害者の支援につながることも、どちらも願って支援をして、継続しています。

③.食べて応援

“サイゼリヤで満足してしまう感覚は貧しい”という発言が話題となり、複数の著名人も言及するほどの騒動となりました。詳しくはこちらの記事を読んでください。

サイゼリヤは何も悪くないにも関わらず、サイゼリヤ叩きは定期的に起こります。しかし、その度にサイゼが好きな人達が反論してどこが素晴らしいかを伝え、そして食べに行って応援します。素晴らしいですね。

わたしも普段からサイゼリヤを利用しますが、騒動があってサイゼリヤの素晴らしさをいくつかツイートして、最後は食事で『食べて応援』をしました。

サイゼ騒動で「他人の好みを否定する方が貧しい」とツイートした料理研究家のリュウジさんがオタクを擁護したとして「ミソジニー」「アンチフェミ」と叩かれたり、無関係の過去の話題にも飛び火しました。

リュウジさんは一部から叩かれましたが、料理研究家としてのリュウジさんを応援するために最近発信された「バズレシピ」を作りました。

リュウジさんのバズレシピはこれまで何度も作ったことがありますが、色んなシリーズがあって面白い上に、真似して作りやすい特徴があります。

リュウジさんは“自分の好み”を大事にもしているだけでなく、料理界にあるタブーにも触れて正しい知識も発信してくれています。代表的なのは、味の素。うまみ調味料は体に悪いと敬遠する人も多いですが誤解に対して科学的根拠を沿えて知識を発信しているので応援しています。

「買って食べて応援」、「作って食べて応援」も 身近な方法です。

まとめ

炎上をきっかけに叩かれていた商品を応援のために購買すると、なぜか「フェミ叩きのために買う奴」とされますが、良いと思ったものを購入するだけです。

しかし、「購買層じゃないのに口出すな」「応援するなら買えば?」という声も炎上の際にでます。買ったら買ったでさらに叩かれますし、顧客ターゲットではないなら騒いではいけないなら、男性向けのものに口出しをする女性は何なのでしょうか?

炎上させられたもの、それを擁護した人を叩き、応援の邪魔になるような言動をするので『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』状態と言えます。

「無視をすればいい」という声もしばしばありますが、無視をするだけでは炎上の際に出るデマや風評被害が事実のように広まってしまう懸念もあります。

クリエイターへのバッシングでもそうですが、批判ばかりになってしまったら、良いと思ってくれる人はいないから辞めようとなりませんか…? 

自分が当事者だったらと置き換えて考えてみて、一方的に「不適切」「差別の原因」「性的搾取している(加担している)」と犯罪のような扱いを受けたら…?

実際は女性が作ったものでも『どうせキモオスが考えただろ』と言われたら…?

これらに対して、誰も反論をしてくれなかったら…?

私なら恐ろしいです。
すべてに反論をしなくてはいけないというわけではありませんが、黙っていることは事実のように広められる場合もあります。

だからこそ、反論や応援の声も必要です。言葉での傷つきに対しては、言葉で癒されたり報われることもあるので反論や応援の声は無駄ではないと思います。 

そして、実際に買って応援することも大切です。経済的効果が無ければ維持出来ないのがビジネスだから。

出典『トクサツガガガ』九巻より


正直なところ、きっかけは炎上だとしても“炎上しただけ”では『応援』には至ることは難しいです。不当な主張で炎上させられたと感じるか、物なら購入して「実際に確かめてみたい」となるかどうかです。

さらに、「買って応援」は、対象の購買層でない場合も含めて必ず出来るものではありません。

旅行にいって現地にお金を落として経済をまわすのも支援ですが、私生活との兼ね合いでタイミングが合わないと旅行はすぐに出来ないのと同じです。

献血もそうですね。献血をしたくても、すべての人ができるわけではありません。健康状態にもよります。だからこそ、好きなキャラクターグッズを目当てでも献血に行くことは素晴らしいし、それで誰かが助かる。

献血できない人も、献血の情報をシェアして献血した人の応援もできます。

AV新法関連で当事者のために何をすればいいかわからなくても、違法アップロードされた動画を見るのではなく正規の購入するのも、当事者の声や署名活動に賛同する行動をするのも支援だと思います。

実際に行動すること以外にも、当事者や当事者を応援する人の声を広めるなど様々な方法でエンカレッジができます。

応援してる人を応援することも、応援になります。

企業や作品に関わる当事者、その当事者を応援するために影響力を持って発信している人達がいます。

疑問や情報を文字で発信したり、絵が得意な人は絵で応援もしています。例えば、Vtuberの「戸定梨香」ちゃんはフェミニスト議員連盟によって騒動になりましたが、炎上に負けない応援の声の1つに「#とじょりんアート」というハッシュタグがあります。絵が得意な人は、『描いて応援』もあります。

そういう人達をサポートするのも、支援の輪で繋がっています。絵や文章を書く人には投げ銭サポートする、Twitterで言えば応援でリツイートする、いいねする。

私もnoteのサポートのおかげで、ハートクローゼットの服の購入ができました。無料で読めるにも関わらず、本当に有難いと思っています。頂いたサポートはクリエイターや企業の応援に使わさせて貰っています。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

私も良いと思ったクリエイターや発信者にはサポートをして応援をしています。応援というのも“推し活”のような側面もあるのかもしれません。今後も活躍してほしいと願っているからです。

過失がないのに不本意に炎上させられてしまう自体は無いに越したことはなく、それがきっかけで存在が無くなってしまう危険があるのが怖い。

炎上はその瞬間だけ注目されがちですが、風評被害はしばらく残ります。誹謗中傷によって生じた傷もなかなか消えません。

流行になって試しに買ってみるのも応援ですが、好きなものを終わらせないためにも、一度きりで終わりにせずに継続した応援を心がけたいです。

「好きなものは好き!」と言えるように。
そして被害者を助け、支えるために…。

それを発言だけでなく行動でも示して、広めるためにも、発信力をつけられるように頑張ります。

これを読んだみなさんの、それぞれの応援を考えるきっかけになれますように。

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