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だれかに似た人(著 阿刀田高)

難易度35(下記[35/35])で読了!

ショートショートといったら星進一や筒井康隆ぐらいしか読んだことがありませんでした。本書の印象としてはオチが見事で誰かに教えてくなるような面白さがあります。難易度が35でやや高いですが、逆に言えば新たな言葉を知れて勉強になります。どれも面白い話しばかりですが、特に最初の「Y字路の街」で一気に作品の期待値を上げてくれます。この話しは男女それぞれの立場の違いから発せられるセリフに注目して読むとより面白いかもしれません。

- 邂逅(かいこう)
- 思いがけなく出あうこと。偶然の出あい。めぐりあい。
- 淫蕩(いんとう)
- 酒色にふけってだらしがないこと
- 翡翠(ひすい)
- つやのある緑色の硬玉
- 慕情
- 慕わしく思う気持ち。特に、異性を恋い慕う気持ち。
- 阿漕(あこぎ)
- しつこく、ずうずうしいこと。義理人情に欠けあくどいこと
- 係累
- つなぎしばること。
- 庇護
- かばって守ること
- 拘泥(こうでい)
- こだわること。必要以上に気にすること
- 閨房(けいぼう)
- 寝室。ねや。ねま。特に、夫婦の寝室。
- 自分の身にあった幸福を見つけたやつが一番しあわせなんだ
- 蓬髪(ほうはつ)
- 蓬(よもぎ)のように伸びて乱れた頭髪。
- 片言隻句(へんげんせっく)
- わずかな言葉。ほんのちょっとした言葉
- 眩暈(げんうん)
- 目がくらんで頭がふらふらすること。また、その症状。めまい。
- 飲んべえには犬型と猫型がある
- ホステスが店を移ればその後についていく、
ホステスが店を変っても前からの店に通う
- コケティッシュ
- 女性の、なまめかしいさま
- 「男好きのする」、「男を引き付けて惑わせる」
- 醇々(じゅんじゅん)と
- まじりけのないこと
- 南方熊楠
- 日本の博物学者、生物学者、民俗学者。 生物学者としては粘菌の研究で知られている
- 森銑三
- 日本の在野の歴史学者、書誌学者
- 宵闇(よいやみ)
- 宵の薄暗さ
- 享楽(きょうらく)
- 思いのままに快楽を味わうこと
- 横溢(おういつ)
- 水がみなぎりあふれること。また、気力などがあふれるほど盛んなこと
- イーゼル
- 何かを載せて固定し、また飾るのに用いられる直立の支持体である。
特に画家がカンバスなどを固定するのに用いる
- 瀟洒(しょうしゃ)
- すっきりとあか抜けしているさま。俗っぽくなくしゃれているさま。
- 大仰(おおぎょう)
- 大げさなこと
- 昵懇(じっこん)
- 親しく打ち解けてつきあうこと
- 糊口
- ほそぼそと暮らしを立てること。生計。よすぎ。
- 憧憬(しょうけい)
- 目ざすものを得たい、理想とする状態に達したいと強く望むこと
- タータンチェック
- 多色の糸で綾織りにした格子柄の織物
- 現金な人
- 自分のメリットになりそうなことだと分かった瞬間、急に態度が変わる人のこと
- 蠢動(しゅんどう)
- 虫などがうごめくこと。また、物がもぞもぞ動くこと。
- 該博(がいはく)
- 物事に広く通じていること。学識の広いこと。
- ラフカディオ・ハーン
- 小泉八雲
- ギリシャ生まれの新聞記者(探訪記者)・紀行文作家・随筆家・ 小説家・日本研究家・日本民俗学者
- 無聊(ぶりょう)
- 心配事があって気が晴れないこと
- 香山二三郎
- 日本のコラムニスト、ミステリ評論家、書評家。『このミステリーがすごい!』大賞選考委員
- ロアルド・ダール
- イギリスの小説家、脚本家
- 代表作「あなたに似た人」

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