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機器管理と危機管理と自己管理

栄養士養成施設で2年間勉強し、卒業後は食の現場に携わった。実務3年を経て管理栄養士取得後もフィールドを変えて食と少しばかり向き合いつつ、計16年を過ごした。

ガスコンロの寿命を調べると、概ね10年程度と書かれている記事が多い。我が家は約18年間使用した。恐るべきご長寿である。

ガス検知器点検時に、ガスコンロ(仮称:ガスコ)も診て(診察!)いただいた。もう少しいけるとの診断に安心したが何が起こっても不思議はないので、機器管理危機管理もかなり甘かったと思う。

満身創痍のガスコは文句もいわずに頑張った。
わたしの職業人生(食業)の大部分と重なり、ガスコとの別れはそれなりに思うところがあった。


東京ガス横浜エネルギーHPをお借りしました↓
ありがとうございます。ご参照くださいませ。



ガスコは片方のみ弱火調節が難しくなり、点いたり消えたりしながらも健気に任務を全うする気概を見せたが、わたしは苛立ちとの闘いでもあった。

本当に闘うべくは、いつもの「ものぐさ」「めんどくさい」気持ち。不自由なままずっと引っ張ったのだから。壊れていないし、多少我慢すればまだいける。わかっちゃいるけどやめられない現状維持の罠は、日常的にいくつも仕掛けられている。

人手を借りないと解消できない、また時間コストがかかって自己能力を超える時は先延ばし傾向が著しい。またまた反省材料を積み上げた。



ガスコで作る最後の料理は「りんごきんとん」
弱火調理ができる側で加熱した。

シルクスイート&サンふじ
ガスコのおかげで「ゴロゴロきんとん」できた。



そして、newガスコをお迎えした。
作ったのはスクランブルエッグ&から揚げ↓




ガスコのように同じ量のエネルギーを出し続けるなんてできない。

強火、中火、弱火。
時には余熱も利用できる。

機器がこれだけ火加減を管理できるのに、なぜヒト(わたし)はなかなか自己管理ができないのだろう。
特に余熱は期待できない。突然バタッと終わってしまう。今夜は急にシャッターが降りた……。

加減は難しい。火加減、手加減、水加減、塩加減。
管理も難しい。機器管理、危機管理、自己管理。

ハードルが高いことでも少しずつ試すしかない。



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