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どうなっちゃうのウクライナ第二弾~今後の情勢について徹底分析!

前回の記事では国際的なトレンドや中国の動き、アメリカ・ドイツなどの国内事情をご紹介したうえで「ロシアがウクライナに侵攻する蓋然性は高まったよね」というお話をさせていただきましたが、ロシアはやはりやってくれましたね...

下記のリンクより前回記事をお読みいただけますので、まだ読んでいないという方は是非こちらを先にお読みください。

手前味噌ですが、本当にこのときに書いた通りの流れになってきていますね。今回も有料部分で今後の見通しについて大胆予測をしていますが、ぼくの記事を読めばニュースよりも何週間か早くポイントが分かるというありがたい感想もいただいておりますので、今回も必ず最後までお読みください!

前回の記事で登場したウクライナの友人とも今のところはまだ連絡が取れています。しかし、報道でもあるように国家総動員令が発令されたことによって、18歳~60歳の男性は出国が禁止され市街地での戦闘に駆り出される可能性も出てきています。

日中戦争の長期化を理由に我が国が国家総動員法を発令したことは歴史の授業で学んだかと思いますが、あれはあくまで教科書の世界。リアルタイムで、しかも友人が暮らしている国でそのようなことが起こってしまっているというのはいまだに信じがたく、彼の安否を心から願っています。

サッカー旅は世界を救う

ロシアのプーチン大統領が核兵器の使用までチラつかせるなど、本当にキナ臭い流れになってきています。

「日本は世界で唯一の被爆国」ということは社会科の授業でも習いましたし、知識としては知っています。しかし原爆が投下されたのは生まれ育った埼玉からは遠く離れた広島と長崎。

祖父母や地域のお年寄りから戦争体験について話を聞く機会はこれまでにもありましたが、地域柄原爆の話になることはまずありません。

そんなぼくが核兵器の悲惨さを身にしみて感じるようになれたのは、サッカーを観に広島や長崎に足を運び、その日程の中で原爆資料館を訪れたり、相手サポーターの方々、地域の方々と交流する機会を得たからに他なりません。

前回の記事では、Jリーグサポーターは全国各地を飛び回るから、他所の地域の出来事も他人事とは思えなくなるのだという話をしました。これは世界規模で考えてもまったく同じことが言えるのではないでしょうか。

サッカーは世界で最も多くの人に愛されている競技であり、ほぼすべての国や地域でプレーされています。

ぼくがサッカー旅で広島や長崎に足を運び、平和について考えるきっかけをもらったように、世界中のそれぞれの土地でぼくらのようにサッカー旅を楽しむ人が増えていけば、戦争も差別もなくなっていくとぼくは信じています。

戦争も差別も、その根底にあるのはお互いへの無理解と想像力の欠如です。サッカー旅でその土地を訪れたり、その土地で暮らす人々とかかわりを持つことができれば、その土地の人々を差別したり攻撃したりしようとは思わなくなるでしょう。

まさにジョン・レノンの詞です。人はその土地を訪れたりその土地で暮らす人々と出会うことによってはじめて、想像力を働かせることができるのです。

ぼくたちOWL magazineが日々紡いでいる「サッカー旅」というのは、そのくらい大きな可能性を持ったコンテンツなのだということを、今回のウクライナ戦争であらためて気づかされました。

今はコロナ禍ということもあって、国内はまだしも海外へのサッカー旅は難しい状況が続いています。ぼくはこれまで約20カ国に足を運んできました。同世代の中では決して少なくない数だとは思いますが、それでも世界に196の国がある中のたった20に過ぎません。

その20カ国の中には韓国、北朝鮮、中国など、日本と難しい課題を抱えている国も含まれています。

もちろん、それぞれの国の政府には言いたいことが山のようにあります。しかし、それはその国の国民やその国にルーツを持つ方を差別したり攻撃したりする免罪符にはなりません。

SNS等を見ていても、日本で暮らしているロシア人の方々に対して心無い言葉をぶつける人がいます。

この問題を解決するためには、ロシアのことをもっとよく知って理解するしかありません。自分の知らないものを恐れ、不快に感じ、攻撃的になるのは人間の本能なのです。

もちろんぼくのようにロシア人の友人をつくったり、実際にロシアに足を運ぶことができれば最良なのですが、全員が全員そのような経験をするというのはなかなか現実的ではありません。

そこでOWL magazineの出番なのです。「サッカー旅」というコンセプトで毎日連載をしている媒体は、世界中を探してもこのOWL magazineただひとつかもしれません。少なくとも日本ではぼくらだけでしょう。

OWL magazineの書き手には多彩なメンバーがそろっています。

代表の中村慎太郎さんはブラジルワールドカップにも足を運びました。

アンバサダーのかほちゃんは皆さんもご存知のようにタイが第二の故郷。

ほかにも「ミラクル・トルコ」で鮮烈なデビューを果たした中東大好きHarakoさんや

フットサルのワールドカップを観るために遠くリトアニアまで足を運んだ五十嵐メイさんなど

さまざまな地域を知る書き手が揃っています。

OWL magazineの記事を読むことによって題材となった国や地域への理解が深まり、それが巡り巡って世界平和の実現に寄与するのなら、これほど書き手冥利に尽きることはありません。

ぼくも196カ国すべてに足を運ぶのは難しいかもしれませんが、少しでも多くの国に足を運んだり、日本国内で暮らすさまざまな国の方とかかわりを持つことによって、自らの想像力が及ぶ範囲を少しでも広げていきたいと思います。

『すたすたぐるぐる』は平和への導き書

昨年発売した書籍『すたすたぐるぐる埼玉編』はありがたいことに「サッカー本大賞」の優秀作品にノミネートいただきました。

読者賞も設けられているようで、以下のリンクから投票可能ですので、お読みいただいた皆さんは是非投票もよろしくお願いします。

まだお読みいただいていないという方は、是非下記のリンクよりお買い求めください!

埼玉編はあくまでも第一弾。『すたすたぐるぐる』シリーズは少なくともあと46冊は作られます。いや、必ずや埼玉編の第二弾も制作しますのであと47冊でしょうか。

このような書籍を47都道府県分つくるというプロジェクトは、日本国内の他地域について知るという意味でも非常に有意義です。

ゆくゆくは海外編もつくるという構想があるとかないとか。

サッカー旅は単なる娯楽を超えて、それぞれの地域や国同士の相互理解を深めるという意味でも極めて有用だということをかみしめながら、今後もOWL magazineの記事や書籍の原稿を書いていきたいと思います。これからもよろしくお願いします!

スポーツ界にも制裁の動きが

とはいえ、理想を唱え続けるだけでは世界平和が実現できないというのも否めない現実です。

理想とする世界は捨てることなく持ち続けながらも、同時に現実をしっかりと見つめて分析していくことが極めて重要です。

だから今回は、どうすれば一人でも少ない犠牲者でこの戦争を終結させることができるのかについて考えてみました。

ここからは、有料公開にさせていただきます。旅とサッカーを紡ぐWebマガジン・OWL magazineでは毎月700円(税込)で個性あふれる執筆陣による記事を毎日読むことができます。2019年2月以降のバックナンバーも含め、基本的に全ての記事が読み放題で楽しめます。この機会に是非ご登録ください!

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サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…

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