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「フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」と一緒に川崎近郊を散策

以前記事にも書きました、エグい描画力を誇る Voigtlander (フォクトレンダー) APO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalですが、買ってしまいました。

せっかくなので実写レビュー的なものを。

過去記事↓

これもSIGMA 40mm Artの時と同様、APO-LANTHARありきで、必要だから買うのではなく、これが使いたい!なので欲しい!と思わせるレンズでした。
「便利なものより魅力的なものに惹かれる」というやつですね。
40mm、45mmと刻みつつ、初の50mm、初のMFです。気軽に持ち出すにはいいサイズです。60周年記念に便乗です。

MFのレンズを使うというのは、AFのレンズをマニュアルで使うのとは気分以外にも使用感からして違います。フォーカスリングに関しても大きいリングに滑らかでほどよい重みを感じ、ピントを合わせた時の被写体が浮き上がってくる感じが心地よいです。

さて、コシナが「フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズ」と謳っているレンズがどれほどのものなのか気になるところです。今回は身近なところで、ご近所の川崎周辺を散策してきました。
ちなみに使用しているカメラは SONY α7III です。

2020年1月1日

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[1/50 f2.8 ISO500] 元旦の夜に川崎大師に初詣に行ってきました。暗かったのでノイズを気にして開放寄りで撮っています。全部f2.8ですね。そのためピンポイントでしかピントが合っていないので、よく見ると全体的にはボヤけた感じになっています。

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[1/50 f2.8 ISO320] 初めてのMFレンズなのでピント合わせになにかと慎重になってしまいますね。
f2.0で撮ったりするとピント拡大機能を使っていても、家のモニタで見るまでは信用ならないです。よく見ると瞳ではなくてこめかみあたりにピントが合っていたとか。

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[1/50 f2.8 ISO800] 元旦の夜なので大晦日の翌日です。20時頃ですが、まだ多勢の人で賑わっていました。見返してみるとさすがにこの構図はf8.0くらいで撮りたいところです。過焦点距離を過信しすぎたか。

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[1/50 f2.8 ISO200] 表参道をぬけ、平間寺大山門に向かう参道へ。夜の手持ちでもISOを抑えめにしてノイズ少なめで撮っています。

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[1/60 f2.8 ISO100] アンダー寄りで撮り、シャドウで明るいとろと暗いところの濃淡を出し、露出で明るさを調整しています。

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[1/50 f2.8 ISO160] 強面のお兄さんがタピオカを作っていましたが、賑わっていました。

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[1/160 f2.8 ISO100] 帰路の参道です。湯気が暖かさを感じさせます。アンダー寄りながら、綺麗な色が出ているんじゃないかなぁと思います。

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[1/80 f2.8 ISO100] 川崎大師といえば飴ですね。普段は人形だったり音だけだったりしますが、正月時期は職人さんが飴を作っている姿が見られます。

2020年1月3日

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[1/125 f8.0 ISO100] 何か西日が差しているものが撮れないかと思い、カメラを持って晩ご飯を買いに行った。何度かお世話になった川崎病院が西日に照らされて、月と一緒だったので1枚。こういうやつは隅々までよく撮れますね。

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[1/50 f8.0 ISO1000] 日も落ち餃子を買いに王将まで。これの色は赤を基調にかなり調整というか加工しているので、レビューの参考には向かないかも。

2020年1月4日

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[1/80 f8.0 ISO100] ちょっと昭和っぽい色合いにしあげた路地裏。久しくカレーを食べておらず、常々カレーが食べたいと思いカレー屋を探索。川崎に住んで十数年が経ちましたが、路地裏にあるカレーの人気店「しまや」を知りませんでした。こんなところにこんなお店があったとは。
オープンと同時に入店しました。

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[1/50 f2.8 ISO250] 豚肉にただならぬこだわりがあるようで「横浜食品市場のその日のトップクラスの豚肉を超新鮮状態でチルド保管し、すぐ提供。ロースカツはカレーを食べる前に、真中から塩で食べて下さい。特に香りと酸味を楽しみ下さい。」という注意書きが。
カツカレーのとんかつに塩を勧めるとは、もはやカレーを食べに来たのかとんかつを食べに来たのかわからなくなります。

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[1/50 f2.8 ISO320] そしてこれがそのカツカレー、極上国産ロースカツ&豚バラ煮込カレー 990円。「極上国産ロースカツ ※相場で2000円以上〜最高の肉を提供しています。」との注意書きでコスパをアピールしてます。
低温で最低限の火を通してるとのことで、衣は淡い黄色、肉はピンク色です。カツとしての見た目はあまり馴染みがない感じですかね。
驚くほどに柔らかく確かに塩がよく合います。ただしサクサクな衣を求めているとちょっと違うかも。

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[1/8000 f2.0 ISO100] とんかつ屋を出てチッタ方面へ。解放全開でのボケと立体感を試そうと思いましたが、少し距離があったのでそこまで背景をボケませんでした。このくらいの距離でこのくらいの被写界深度でこのくらいボケるっていうのは経験ですかね。

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[1/60 f8.0 ISO100] 川崎ゼロゲートに新しくできたバーガーキングを街並みとして絞り気味で。

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[1/160 f2.0 ISO100] 開放全体で寄ったときの立体感と艶めき。

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[1/160 f8.0 ISO100] 50mmの画角も違和感なく感じるようになってきました。風景と人、その場の雰囲気がそのまま残るイメージ。
コーヒーを求めてこのまま昼過ぎのチッタを抜けます。

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[1/160 f8.0 ISO100] 川崎ゼロゲートにできた純喫茶志向のドトールです。セルフではなく席で注文します。メニューも純喫茶寄りでナポリタンやオムライスがあったり、コーヒーも焙煎具合が選べたりします。

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[1/2500 f2.0 ISO100] 座席の空間も広く取っており、ゆったりできます。窓からは京急線が見えますが、壁側の鏡にも映り込むため、窓際でなくても店内から通り過ぎる電車を感じることができます。これはちょっと狙っていそう。

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[1/200 f2.8 ISO100] このレンズの売りであるf2.8での玉ボケです。画面の隅は少しレモンボケが見られます。
そこまで寄れるレンズではないんですが、このくらいまでは寄れます。

まだまだ使いこなせていないので、宝の持ち腐れ感がしますが、ただの道具ではない、これを使いこなして上達していきたいと感じさせるレンズです。

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