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休職~復職~再休職(後編)

どうもこんばんは、おれんじ*です。

この記事では、最初に休職してから復職を経て再び休職するに至った流れを、日常生活や仕事の話を中心にお送りしております。前編では再休職する前段階の、仕事に行けなくなってしまったところまで書いています。

↓前編はこちら

再び仕事に行けなくなって

この記事の前編、そして不妊治療の経過をまとめた記事でも書いたとおりですが、令和5年の年始早々、仕事始めの1月4日に、わたしは仕事を休みました。

もちろんですが不妊治療のクリニックも年末年始は休診しているので、わたしは年始の診療開始日である1月4日に、クリニックに電話をしなければなりませんでした。しかし、わたしの担当業務(身バレ防止のため詳細はぼかします)は、閉庁日でも受付が発生する性質のもので、休み明けに一気に処理する必要があり、年末年始などの連休が明けたあとは一時的にものすごく忙しくなります。ものすごく忙しくなるのです。(大事なことなので2回言いました)

そのため、4日に仕事に行ったら、途中で電話するために仕事を抜けるタイミングなどあるのだろうか…と前日から悩み、眠れなくなってしまいました。眠れなくなった結果、一旦朝から仕事に行くのは諦め、クリニックに電話したあと、落ち着いてから仕事に行こうと考えました。そして無事にクリニックに電話はできました。
しかし、同じ担当のメンバーが絶対に忙しくしているであろう日に休んでしまった…という状況であったため、どのように途中から出勤するべきか分からなくなってしまい、その日は結局1日仕事を休んでしまいました。
そもそも正常なメンタル状態だったら、このような発想になってなかったんじゃないか、とも思います。もはや、復職中の年末も、メンタルの状態は「良くなって」などいなくて、「配慮してもらえたことへの感謝」を原動力として、ただただ無理をし続けていたのかもしれません。

そしてその翌日以降も、謎の倦怠感や微熱などが続き、結局そのまま3日連続で休んでしまいました。ちなみにコロナの検査も受けましたが陰性でした。

再休職のプロセス(意外とハードモード)

コロナが陰性だったので、いよいよメンタル不調が再度悪化したんだな…と気づきました。…もしかしたらまた休んだほうがいいのかもしれないと考えて、最初に休職の診断書を出してもらった心療内科に行くことにしました。

しかし……結果からいうと、この心療内科は2度目の休職の診断書を出しませんでした。「このまま不妊治療を続けるのならば、休職の診断書は出せない」とのことでした。
どうやら前回の診断当時は「まだ不妊治療に関する検査さえ行う前だった」ということと、「職場環境に問題があった」ということを総合的に考えて診断書が出せたようです。もう不妊治療は進んでいってましたし、すでに職場環境についても概ね解決済み…。

ただ、わたしの中では、採卵の直前までたどり着いたにも関わらず、ここにきて不妊治療を休む、という選択肢はありませんでした。ここまで頑張ってきたのに…。
…心療内科の先生曰く、「不妊治療を続けたくて、かつメンタル不調の原因が不妊治療そのものなのであれば、休職したいという相談は不妊治療のクリニックでした方がいい」とのことでした。

そして不妊治療のクリニックに行ったのですが、「不妊治療がメンタル不調の原因であったとしても、メンタルでの休職の診断書は専門外なので出せません(ただし不妊治療の通院のため仕事を抜けることを配慮してもらうための文書なら出せます)」と言われました。(これが俗に言うたらい回しってやつか…)
メンタルの問題は(心療内科ではなく)精神科のほうがいい(妊娠したあとのメンタル面のサポートもしてもらえるので)、というアドバイスも受けたので、大きめの精神科病院を受診する予約を取りました。しかし予約が取れた日程は約2週間後。
ちなみに大きい病院に連絡する前に、別の小規模な精神科に電話したのですが、「不妊治療中の方はお断り」とのことでした…。地方では不妊治療中にメンタル不調になった人をサポートできる医療体制がまだまだなんだな、と感じました。

それまでは診断書も下りないので、年休を使って休みました。精神科にかかる前に、半日だけなんとか出勤したのですが、予想した通り仕事が回ってなかったことに絶望して気分が悪くなってしまい、その半日以外出勤することはできませんでした。

精神科にかかるまでの約2週間弱、年休で休むために毎朝職場に電話するのがしんどかったです。ただ、課長はとても良い方で、親身になって話を聞いてくださったので助かりました。

診断書のない状態で休み続ける、という宙ぶらりんな状態はすごく不安定で、家にいてもどんどんネガティブな気分になってしまい、夫に当たってしまったりすることもありました。
あまりにもわたしのメンタルの状態がまずそうだったのを見かねた夫が、ポケモンSVの実況配信を見てるときだけは楽しそうにしてるから、自分たちでもポケモンSVをやろう、と助け舟を出してくれてソフトを購入しました。その後ポケモンSVにハマってメンタルが安定(?)した話については、また別の機会に。

そしてやっと精神科の予約の日になり、診察の結果不妊治療との兼ね合いも考慮して、3ヶ月の休職の診断書が出ました。もちろんメンタル系の服薬はできないので、カウンセリングを中心に治療していくことになりました。

ちなみに、ここでも「不妊治療のせいで」メンタルが不調である、という話では実は休職の診断書は出せなかったとのことです(まず不妊治療を休め、ということになりますよね…)。「不妊治療を前向きに続けたい意志」+「(配慮してもらったとはいえ)なお残る仕事上の支障(わたし自身の認知の歪み含む)」があった結果、休職が妥当、ということになりました。

配慮しようがない仕事上の支障

まず前提として、わたしの職場は、わたしの地元の(実家のある)自治体です。結婚してすぐの頃はわたしの実家近くのアパート住まいでしたが、しばらくして、夫の仕事との兼ね合いもあって、夫の地元のほうに家を建てました。
家を建てる場所を決めた時点では、自分たちが不妊治療を始めるなんて思ってもいなくて、呑気にこども部屋を2部屋設計してもらったぐらいでした。そして性格的に夫婦のうちどちらかというとわたしのほうがアクティブで、多少職場が遠くなっても運転楽しいし仕事も好きだから大丈夫!というマインドで遠距離通勤をすることになってしまいました。不妊治療をすることがなければ、きっとこれでバランスが取れてたんです、おそらく。

そして不妊治療中の人あるあるとして、他の人のこどもの話を聞くのがしんどい、という方もいらっしゃいますが、わたしはそんなことはありません。先輩や同僚のこどもの話を聞くことはむしろ大好きです(将来のイメトレにもなるので)。
しかし、まだ結婚は先の話だろうなと思ってた若手がデキ婚したり、頼りにしている先輩が(わたしより先に)妊娠したり、ということが続いたのはさすがにしんどかったです。(ちなみに、同じ課内にはこの2人以前に既に育休中の人もいます。…似たような属性の職員で固めてること自体がそもそもおかしくないか?
職場の人が妊娠すること、それ自体は喜ばしいことだと思っています。しかし、産休的な意味で先を越さないでくれ……とは正直思ってしまいます。結局不妊治療をしながら、産休に入った人のカバーをすることになってしまうので。…もちろん産休を取るな、とは絶対に言ってはいけないです。表に出せない複雑な感情を抱えながら、仕事を続けていくのは本当に辛かったです。

再休職後の生活

上でもちょろっと触れたとおり、ひたすらポケモン(わたしはバイオレット、夫がスカーレット)をやってましたね。…という話を進めるとガチでポケモンSVの話しかしなくなるので、本記事ではやめときます。

再休職の診断書が出た時点で、既に休み始めてから2週間ちょっと経っていたので、家事などの日常生活はきちんとできているところからの正式な再休職開始でした。最初の休職のときのような謎の胃痛などもなかったので、通院はほぼカウンセリング(と、花粉の時期なので耳鼻科)だけです。加えて、整体にも通い始めました。

今回の再休職では(最初の休職と違って)ちゃんと自分が楽しめることをやっていってるなあ、という感じはあります。(ポケモンの話は別の記事で書くとして)カラオケに行ったり、このnoteを書き始めたりしたのも楽しみの一環です。
実は、他にもわたしといえば…って感じの「とある趣味」のほうで最近かなり充実してます。しかしここまで色々個人の属性などを小出しにしてしまってる状況で、その趣味についてまで触れると職場の人に身バレする危険性がある(職場の人にも知れている趣味)ので、このnoteではその「とある趣味」については伏せておきます。

あとは(不妊治療のクリニック・精神科)2ヶ所での心理カウンセリングが受けられる環境なのも恵まれてるなあ、と思います。
採卵計画が途中で止まってしまい(この記事参照)、落ち込むこともありましたが、大体は前向きに生活できています。採卵周期にたどり着くまで紆余曲折あったため、今回の採卵予定日が3ヶ月の休職期間終了後になってしまっていたのですが、精神科の主治医の先生に相談して、更に1ヶ月休職を伸ばしてもらいました。さすがにこれ以上は伸ばさないし、もう伸ばさなくてもいいかなとも思っています。

そういえば、この4月になってから、朗報(?)が2つありました。
1つは職場の人間関係を悪くしていた例の新人さんが年度末で退職したこと、そしてもう1つは不妊治療のクリニックが実質県外への外出を認める方針に転換したことです。

↑この記事で書いてたストレッサーが割となくなりましたね!朗報!

前編と後編の文量が違いすぎて自分でもだいぶびっくりしてます…。後編、思いがけない長文。とりあえず休職についてのお話はこんなところですね。

うすうすお気づきかもしれませんが、次回の長文はおそらく推しトーク各論です。その前にリアルタイム採卵日記も書くと思います。

それではー。

5月4日追記:リアルタイム採卵日記シリーズがメインになってしまっていたので、ずいぶんお待たせいたしました。結局推しトークからではなく、箱トーク(???)から書きました。