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イスタンブール編/Balık Dürüm


オランダから3時間半で行ける異国トルコ。トルコといえば、世界三大料理、壮大なモスク、アジアとヨーロッパ両方にまたがる国・・?

5月末から一週間イスタンブールに滞在しました。ほとんど下調べをしないままバックパックひとつで身軽に出発。たくさん歩いて、食べて、現地の方のやさしさに触れて、イスタンブールの魅力を存分に味わうことができました。

今回は番外編。6回にわたってイスタンブール編をお届けします。
第4回は、隠れた名物、Balık Dürüm(サバラップ)をご紹介!


沢木耕太郎の「深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海」を読んだのはまだ10代だった大学生のころ。イスタンブールでサバサンドを食べる一節があるのですが、当時は食欲をそそられることもなく、サバとパンって合うのか?と不思議に思ったほど。

その後テレビやSNSを通してサバサンドを見るたび思いはつのり、いつかトルコに行く日が来たら、絶対にサバサンドが食べたい!と、願いつづけてきました。

そして実現したトルコへの旅。念願のサバサンドは絶品の一言!トルコで一番印象に残っている食事です。
イスタンブールに行かれる際にはぜひ試してもらいたいので、今回は特に気に入った2店舗をシェアします。


Marmara Balık Dürüm

イスタンブールで最初のお昼ご飯はこちらのサバラップ。
数件隣に有名なサバサンドのお店があって行列ができていましたが、こちらのお店は特に待たずに入れたので穴場かもしれません。

ほとんどのお店でサンドとラップが選べるのですが、わたしたちは毎回ラップを注文していました。ボリュームを重視するならサンドイッチがいいかも。


サラダ、トマト、玉ねぎ、スパイス、レモンなどで味付けされている様子。スパイスの複雑な味わいとレモンの酸味がサバとよく合って、ラップがかりっとしていてとてもおいしかったです。


住所: Kemankeş Karamustafa Paşa, Mumhane Cd. No:37 g, 34425 Beyoğlu/İstanbul, Türkiye




Balıkçı Murat Abi

旧市街の小さな公園の一角で、おじいさんがひとりで運営されているお店です。

開店と同時に訪問。今日はラップの用意がないのでサンドになると言われたのですが、その後近隣のお店にわざわざラップを借りに行ってわたしたちにサバラップを作ってくれました。


まずはサバをゆっくりと焼いて、骨と皮をていねいにとってくれます。しっかりと焼けたらレタスや玉ねぎと一緒にラップして再度鉄板に。

こちらのお店は、レタス、玉ねぎ、スマックスパイスのみのシンプルな味付け。スマックスパイスはゆかりのような風味があるので、サバと相まってどこか和風な味わいに。脂の乗ったサバはやわらかくジューシーで最高のおいしさでした。

やさしいおじいさんに会いに、ぜひ訪れてみてください。

住所:Kadırga Meydanı Sokak Kumkapı, 34000 Fatih/İstanbul, Türkiye



写真:Manami
文:Mako


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