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生前整理で売れるモノ・捨てるモノ


査定結果発表!

前回は本の買取に手こずり
ようやくブックオフに引き取って
貰えたところまでお話ししました。

到着から査定まで

ブックオフとの発送後のやり取りは
基本的に下記のようなメールで通知がきます。

ブックオフ到着メール
ブックオフからの到着メール

私の住まいは特に
離島などではありませんが
到着までに早い時で2日
時間がかかる時で5日ほどかかりました。

到着から査定まではスムーズで
翌日か2日後にはメールが来ました。

さて、気になる査定結果ですが
前回¥0だったので今回はどうかな…。

ブックオフ査定結果
ブックオフ査定結果

おぉ~!微々たる金額ですが
2,118円
買い取ってもらえるものがありました。

それにしてもお値段がつかなかった商品が
761点でそれを全部引き取ってくださるとは…。

ブックオフの倉庫の広さ
チェックする人の充実具合を思い知らされる
結果となりました。

兎にも角にも整理業者さんにお願いすれば
搬出・処分費用がかかるところですが
ブックオフは集荷送料先方もち
且つ買取・引き取りもしてくれるなんて
なんて太っ腹なのでしょうか。

この世界に残せることの喜び

なんだ、大変な思いをして2000円ちょっとなら
面倒くさいから処分業者に依頼してしまおう。

そう思う方も当然
いらっしゃると思います。

お金の話もさることながら
買い取ってもらえたことは
父のかけらを少しでも
この世界に残せたという
個人的な気持ちも大きいです。

専門書なので中々買い手が
つかないかもしれませんが、
いつか誰かの手に取ってもらい
また役に立つ可能性
少しでも残しておきたい、
そんな気持ちで送り出しました。

天袋爆弾が発動

少し心温まったのも束の間
初回の記事でも触れましたが整理する際の注意点、
天袋を確認することを忘れていたのです。

本の悪夢再び

キッチンの天袋を開けると
信じられない量の本とレコードが出てきました。

ここ、キッチンだよね?
本棚がないからってなんでこんなところに
入れているのよ?!

心の中でそう呟くと
今までの疲れがどっと出ました。
仕方なく、ブックオフを
再度手配することにしました。

再手配するにあたり、
ブックオフのネットで
買い取れる品目を確認しました。


ブックオフのネットで買い取れるもの

こんなに色々引き取って
もらえるんだ…。

そこで私は他のものも
合わせて送ることにしました。

鍋・炊飯器の引き取り

鍋は意外なところに

次なる天袋爆弾はベランダでした。

こちらもすっかり忘れていたのですが
開いてみると仰天品物が…。

それは給食でも作れそうな
巨大なアルマイトの鍋が3つと
これまた巨大な日本美術の図鑑
食器が出てきました。

鍋は、鍋は一体何を作る用なのだ…。
LINEで母に訊ねても不明との回答でした。

「そもそもそんなもの入れたこと自体忘れていたワ…。」
なんて言っていました。

50年の地層、今詳らかになります。

幸いはブックオフで引き取ってくださるとのことで
140サイズの段ボールにぎりぎり立てかけて入れました。

炊飯器は各人が一つずつ…

私の家では兄も私も
東京で一人暮らしをしていた
時期が長くありました。

しかしその後二人共
愛知に戻ってきました。

そうなると不要になるのが
電化製品です。

炊飯器は兄と私、各家庭に
1つずつあったのでその2つは
不要品になりました。

父の書斎の半分は実家に入りきらないモノの
物置としても使用していたため
炊飯器は全てここにあったのです。

こちらもブックオフで
引き取ってくださるとのことでしたので
140サイズの段ボールに梱包しました。

私と兄の炊飯器はメーカー品でもないですし
年式も古かったので結果2台で10円
しかならなかったのですが
ネット上には高価買取商品が紹介されていました。

状態にもよるとは思いますが
こちらは25,000円という
半額以上の価格で
買い取ってもらえるとのことです。

こちらも25,000円買取とのことで
3割くらいで売れるみたいです。

やっぱり年式が新しいのは
相当重要ですね。

何れ処分する予定であれば
思い切って早めに売りに出すのが
損をしないコツなのだと学びました。

レコードの買取

レコードはどこに売る?

レコードは最初セタガヤレコードセンターという
レコードショップに買い取ってもらおうと思いました。

父のレコードのラインナップを
物色してみたところ、メジャーなものは
井上陽水ポール・モーリアくらいでした。

後は聞いたことのないアーティストだったので、
マニアックなものも少し高値
買い取ってもらえるのではないだろうか?と
踏んだ私は本の買取の際と同様
レコードに特化したお店
お願いしようと思いました。

Webページのお問い合わせフォームから
無料段ボール付きの着払い買取サービス
利用できるかを伺いました。

しかし、下記2点が条件に合わず
こちらには送れませんでした。

  • 盤は50枚以上で利用可能

  • レコード盤のみの買取はしていない

実は父のレコードは
盤が剥き出しのものが幾つもあったので
それでも買取可能かを事前に伺って
いたのですがやはりダメなようでした。

頂いたメールの文章は大変丁寧でした。

私が東京に住んでいたなら
直接お店に行けたのにな、と、少し残念でした。

安定のブックオフへ

困った時はブックオフです。
特にスポンサー料を頂いているわけ
でもありませんが買取範囲が広いため本当に助かります。

レコードは一度
盤面を綺麗にしてから送付した方が
良いと思い自宅に持ち帰りました。

自宅で1枚1枚盤を取り出し
エアダスターで埃を払いました。

エレコムはOA備品で有名ですが
400円台(2024.6.10現在)で
買えるなんてお得感半端ないです。

また、盤とケースの組み合わせ
間違っているのものもあったので
正しいセットに直して梱包しました。

ブックオフは郵便局・ローソンからも送れる

レコードは140サイズ段ボール
一箱にも満たない量だったのですが
ケースのサイズが大きいこともあり
100サイズには入りませんでした。

140サイズの段ボールに入れ
空きスペースには緩衝材を敷き詰めました。

今回は1箱しかないので集荷に来て貰うのも
なんとなく気が引ける
自分の時間も拘束されるなと思いました。

そこで買取方法を検索すると
持ち込み発送というものを
発見しました。

このサービスなら集荷を依頼せず
ローソン
郵便局から
送れるとのことでした。

私の家は近所にローソンがあったので、
そこから発送することにしました。

ロッピーで申し込んだ際に表示されたQRコード
読取機に翳します。

レシートが発行されたら
レジに持っていきます。

レジの人がレシートを元に
送状を発行してくれます。

段ボールに送状を
貼り付けて発送完了です。

1箱の場合は集荷に来て貰うより
持ち込み発送の方が
ずっと楽でした。

持ち込み発送は到着連絡なし?

尚持ち込み発送で送付した
段ボールは到着連絡メールはなく
5日ほどして突然査定結果が来ました。

レコード買取結果

本の時のようにメールでも結果が来ますが
ブックオフ会員ページにログインすると
明細を確認できます。

今回は¥290でした。
しかし、盤面しかないものも
引き取っていただけたので大変助かりました。

明細を見ると音楽機器で売れたものが1点で
その他14点となっていました。
メジャーかマイナーなサウンドかで
カテゴリ分けが違ったのかな…?

詳細は不明ですが
とにかく引き取ってもらえてほっとしました。

尚、ポール・モリアが気になった方は
現在CD音源があるようです。

父が持っていたのは一番有名な
エーゲ海の真珠という曲です。

私と同年代かそれ以上の方には
懐かしいかもしれません。

井上陽水はレコードがある!ようです。
父が持っていたのは上記の
WHITE ホワイト
というものでした。

盤はあってもプレイヤーがなかったため
私はこの曲は聴いたことありません。
皆様の中にご存知の方は
いらっしゃるでしょうか…。

整理品との関わりが思い出すきっかけに

人は忘れてしまうから

私は大学で上京してから
愛知県の事は殆ど忘れていました。

今回の整理品の中には
幼い頃聴いていたレコード
上京した際に母と買いに行った
炊飯器などがありました。

これらのモノに触れることで
心の引き出しにしまい込んだまま
忘れ去られていた記憶
瑞々しい色彩と共に蘇りました。

認知症になった父が私の幼少期には
幼稚園の送り迎えをしてくれたこと
夏休みの宿題を一緒にやったこと
運動会で一緒にジェンカを踊ったこと。

今では笑顔を忘れてしまった父が
楽しそうに笑っていたこと
戯けたりふざけてみたこと
優しく語りかけてくれたこと。

それは今現在私が父に対して
抱いている印象とは
まるで違うものでした。

私は父のことを
いつから誤解していたのでしょう。

いや、誤解という表現は適切ではなく、
現在抱いている父の印象も
同じ一人の人としての
父の側面なのです。

片付けはじめたその時から人生のリセットを迫られる

これは私の言葉ではありません。
片付けで世界的に有名になった
近藤麻理恵さんの著書
人生がときめく片づけの魔法の一節です。

整理をすることは
これまで目を背けてきたものに
向かい合うタイミングだと
麻理恵さんは仰っています。

人間は経験したことの全て
記憶しておくことは出来ても
きっかけがなければ思い出せません。

そのきっかけを作ってくれるモノたちは
私たちが家族という日々
紡いできた証でもあります。

また、それらのモノから受け取ったのは
自分がこれまで一人で頑張ってきた
ように思っていたことも
誰かの協力なしに成し遂げられなかった
という事実でした。

生前整理というのは
父にとって、私にとって、家族にとって
大切だったものを埃の中から
拾い集めて確認し、
然るべきところへ旅立たせる
行為のように感じています。

生前整理は決して
楽な作業ではありません。

でもそれが単なる作業ではなく
一家にとっての大切なセレモニー
捉えることで自分と家族の
新しい関係気づけるきっかけとなります。

それが整理されるご本人の部屋だとしても
楽しかった思い出辛かった思い出など、
全て大切なご自身の一部として
モノに手を触れることで
心を暖かく灯してくれるはずです。

生前整理という言葉には
整理=モノを捨てるという
ニュアンスが含まれています。

物理的にものが無くなることに
不安を覚える方
いらっしゃるかもしれません。

でも、ご自身にとって
本当に大切なもの
捨てたり、売ったりしないで
しっかり手元に残してください。

大切なものが何なのか
明らかにすることが生前整理という
行為かもしれないと私は今、考えています。

次回予告

次回も引き続き整理は
続いて行きます。

  • 皿や絵画などの買取

  • 人形供養をどうする

  • 額縁の引き取り

この辺りについて
記載していこうと思っています。

毎回すっかり長くなってしまいますが
本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございます

それでは次回もよろしく
お願いいたします。

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