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10年前、恐れていたのに行動できた秘密

あなたは、

◆「やってみたい!」ことがある
◆目標を達成するために、それが必要だと分かっている

だけど、「怖くてやる勇気が出ない」ということはありませんか?

もしそうなら、この先を読んでみてください。

私自身の話ですが、
【恐れや不安があっても行動できるようになる】秘密がわかりますよ!


10年前の私を襲った恐れと不安

「とうとう来てしまった」

これが、最初に抱いた正直な気持ちでした。


いったい何のことかと言うと…。

10年前の今日、3月8日に起こった東日本大震災。

被災地に派遣される医療チームのメンバーとして、私に命令が下りたのです。

それは、地震発生からわずか1週間後のこと。
私が派遣されるのは、宮城県石巻市に決まりました。


ウガンダに移住する前に私が勤めていた日本赤十字病院は、全国各地にあります。

それぞれの病院が「救護チーム」というシステムを持っていて、日本のどこかで災害が起きるとすぐに駆け付け、互いに助け合いながら、救助や支援活動を行えるようになっています。


この救護チームのメンバーになれるのは、特別の研修や訓練を受けた医師や看護師、事務職員。

震災当時の私は、救護チームのメンバーになって3年目。
と言っても、それまで派遣活動に参加した経験はなし。

だから、「名前だけの救護員」。


4月まで残り1か月。

このまま何も起こらなければメンバーの任期は終了する、という時期でした。内心では、そうなることを望んでもいました。

そんな時に発生したのが、東日本大震災だったのです。


あなたもきっと、鮮明に覚えているのではないでしょうか?

テレビに映し出された現地の様子はまるで、映画『アルマゲドン』で観た
地球崩壊のシーンのよう。


この映像を観た時、「私はここに行くことになる」と、覚悟はしていました。

この時の私は、看護師のキャリアとしては10年目でしたが。「国際看護師になる」という夢を叶えてはいませんでした。

だから、国内の災害ではあるけれど、今ここで派遣の経験を積んでおくことが、この夢を叶えるための大事な通過点になると分かっていました。


でも、
派遣経験のない私にとっては、知らないことや予測がつかないことだらけ。

「生理がきたらどうしよう?」
「トイレにはちゃんと行けるかな?」

に始まり(私にとってこれが一番の問題でした)、

「現地ではどんな生活になるんだろう?」
「何もできなくて、みんなの足手まといにならないだろうか?」

こんな風に、本心は不安で不安で仕方ありませんでした。
でも私は、その不安を誰にも打ち明けられませんでした。

私はこれから、被災された人たちの元へ支援に向かう身。
そんな立場の人間として、「甘えや弱さを見せてはいけない」と思っていたからです。


だから、「大丈夫、大丈夫」と、ひたすら自分に言い聞かせて過ごしていました。自分を信じると言うよりも、本当は不安で仕方ない気持ちをムリに抑えつけている感じだったと思います。

被災地へ向かう決心を固めてくれたもの

派遣出発の前日。

病棟で通常の仕事をこなしながら荷物の準備をする私に気持ちの余裕はなく、ソワソワと落ち着かないまま仕事を終え、休憩室に戻りました。

そこでロッカーを開けた私の目に入ってきたのは…。


ビスコのビスケット1つ

添えられていた手紙には、「○○さん、こんなものしか用意できなくてすみません。どうかお気をつけて」のメッセージが…。

同じ病棟で働く後輩からの、小さな贈り物でした。


その頃、コンビニやスーパーではどこも食料が不足していて、手に入りづらい状況。

「どんな想いで私のために用意してくれたのだろう?」

と思うと、彼女の優しさに感激で胸がいっぱいになりました。


さらに、私の元へ駆けて来てくれた先輩が、「行ってらっしゃい!」。

たった一言。
私に伝えるためだけに、忙しい夜勤の仕事を中断して来てくれたのです。


それまでこらえていた想いが、一気にこみ上げてきました。


そこで初めて、「本当は不安で緊張しているんです」と、自分の気持ちを
正直に吐き出すことができました。


そして気づいたのです!

「あー、私は一人じゃないんだ」
「みんながここで病院を守ってくれる。だから私は任務に行けるんだ」

これで、被災地に向かう決心が本当に固まり、「行って来ます!」と言って病棟を去ることができたのです。


派遣当日の朝は雪。

外は凍えるような寒さだったし、不安が完全に消えたわけではありませんでした。

でも、私の心は温かく、ポカポカしていました。
なぜなら、みんなとのつながりを感じられていたから。


「私は必ず任務をやり遂げて、ここに戻ってくる!」

自分にこう誓い、出発することができたのです。

恐れや不安があっても行動できる秘密

不安や恐れがあると、それだけで気持ちがいっぱいいっぱいになって、周りに目を向ける余裕を失いがち。

でも、あなたは一人ではありません。


今の時点で、経験や実績なんてなくてもいい。
やりたいことが見つかっていなくてもいい。


ただ熱い想いをもって、成し遂げたいことに真っすぐにひたむきに頑張っていれば、必ず、

◆あなたを応援してくれる人
◆理解してくれる人
◆気にかけてくれる人

が現れてくれます。

たった1人でもいいです。

その人とのつながりに気づき、その人の想いを受け止められた時、その想いはあなたの勇気に変わる。

そしたら、恐れや不安があっても一歩踏み出すことができる!

人とのつながりを感じられた時、人は強くなれるんです!!


その後、国際看護師の夢を叶え、今は移住したウガンダで医療ビジネスを起業した私ですが、そんな私にも今のあなたと同じように、恐れや不安に押しつぶされそうな事が何度もありました。

でも、こんな風にして1つ1つ乗り越えてきました。
それが、今の私につながっています。


今日のお話が、あなたのチャレンジを後押しできたら嬉しいです。

ここまで読んでいただき、
どうもありがとうございました♪

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