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#32 子連れで訪れた国立科学博物館の海展。未来の海に思いを馳せた話

こんにちは、『のんきに最適化』がモットーのあころです。些細なことも自分好みにちょっとずつ改善させて毎日を楽しんでいます。


今日お話ししたい内容は、息子と国立科学博物館の海展に行ってきたというお話です。


昨日は防災の日で引き取り訓練が保育園であったので、お仕事を午後お休みにして、引き取り訓練に参加した後、息子と上野の国立科学博物館へ行ってきました。特別展で海展をやっていたからです。


育休の時に息子とは国立科学博物館にしょっちゅう行っていたので、久しぶりに訪れるということでとても嬉しい気持ちでした

息子もまだ話すことはできないですが、全身で喜びを表現しているように私には見えました


とても大きなクジラの標本やジンベイザメの映像や親子のラッコの標本などあって水族館に来てるような感覚で展示物を見ているだけでも楽しめました

ラッコ親子の標本

海をテーマにした展示特別展だったので、海の誕生と生命の起源に迫ったり、海と生き物の繋がりを考えたり、海からの恵みについて考えたりできました

海洋プラスチックゴミの問題についても取り上げており、胸が痛くなりましたが、少しずつ減らす努力をしていきたいと改めて思いました

一番印象的だったのは海洋酸性化に関する説明です。小学校1年生の娘に、かつて、「どうしてエネルギーを使いすぎるのはいけないの」と聞かれた時に、私は地球温暖化のことしか答えられませんでした

でも、昨日の海展の説明で、海洋酸性かもとても問題なのだと理解し、納得させられました。


こちらの写真は昨日博物館で撮影したものなのですが、左側が海洋酸性化の影響を受けた貝で、右側は本来の姿の貝です。


海洋酸性化によりボロボロになった貝と通常の貝

左側は画像でも分かるぐらいボロボロになっています。

どういうことなのか、簡単に説明します。


化石燃料を燃やすと二酸化炭素が発生して大気中に 放出されますが、 その約30%が海水に溶け込みます。 二酸化炭素が海水に溶け込むと、海水の性質が現在の アルカリ性から酸性側に傾いていきます。 これが海洋酸性化です。 現在の海の表面のpHは約8.1 ですが、 2100年には7.8近くにまで低下すると予測されています。 とても小さな変化に思えますが、 海の生物、 特に炭酸カルシウムの殻をもつ生物への影響が心配されています。 例えば有殻翼足類は海水中を泳いでくらす貝の仲間ですが、 海洋酸性化でその殻が溶けてしまうと食べられやすくなったり病気になりやすくなって数が減り、それを食料にする魚も減るなど、 生態系全体に影響がおよぶ可能性があるとのことです。


2100年なんてもうすぐですよね。

私はおそらく死んでるけど、娘や息子はまだまだ生きてる年代だなと思いました。子供達のためにも脱プラだけでなく、省エネ対策したり、化石燃料に頼らないエネルギーの活用が必要なのだと痛感しました


海展は上野の国立科学博物館で2023年10月9日まで開催されています。興味がある方は是非行ってみてください。とても勉強になるだけではなく、海の映像や生き物の姿に癒される空間でした。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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