センスの正体とは
「あちきはセンスがないからな~」
これは絶対言ってはいけない言葉。
センスに対する間違った考え
知識を入れていない状態でセンスがないだのアイデアが生まれないだの言うな。そりゃそうやで、既知があっての未知やから。
結構序盤で逃げ道ふさがれた~。
すみません、センスないからで逃げてばかりの人生でした。
向き不向きや気質的なものはあるけど、センスがない自体はありえないことなんですね。
センスを磨く方法🧽
①知識の集積をまずせよ
まずは王道から解いていく。言い換えると定番、ロングセラー。
王道のものは最適化のプロセスを経た上で存在している。
本でいうところの名著や古典がそれにあたるだろう。
そして今流行っているものを知る。これは王道と真逆。
一番大切なことは共通項、ルールを考える。
見えないモノを見ようとして望遠鏡を覗く部分が一番大切。
②思い込みはセンスに対する一番の足かせ
思い込みを外す一番の方法はいつもと違うことをする。よく言われるやつです。
服は自分の好きではなく客観的情報でスタイリングする。
人生の先輩と話してセンスの底上げをする。
これは多種多様な人がいるLIBERで交流が一番合ってるかもね。
実践的読書🏃
①古典とビジネス新著本を比べて考えてみた。
人としてあるべき姿に関しては何千年と不変である。
よくビジネス本批判で小手先のテクニックだからダメというものがある。
一理あるが、時代で評価タイミングと結果の評価制度が変わっているのでは?と思った。
昔 評価タイミング 長期 評価制度 残ったものが結果。
今 評価タイミング 短期 評価制度 積み上げていったものが結果。
昔ほど結果が出るまで待ってくれない世界線が事実としてある。
だからこそ現代では、小手先のテクニックでも小さく結果を積み上げていく方法がよく読まれている。これは時代背景が関係しており、良い悪いではない。
大きな失敗ができない時代だが、
言い換えると小さな失敗をする機会は無限にある時代。
古典で学ぶべきは、人のあるべき姿=目標(ピン)と
してはいけないこと(ガター)を頭に叩き込む。
後はビジネス新著本の小手先のテクニックであろうが行動に移して鬼PDCAを回す。
小さい結果を積み上げつつ、目標(ピン)に向かって軌道修正を繰り返す。
転がっていないボウルは従業員に回収されてしまう。
ごたごた言って散らかったが、古典とビジネス新著本との付き合い方は、
という仮説でいったん締める。
②いつもと違うことをする。
思い込み外し法で一番効果あるのは「いつもと違うことをする」らしい。
・腕時計を右腕に着ける
→文字書く時に擦れて痛い。左腕のバンド焼けに気付く。恥ずかしい。
・苦手な先輩に毎日声かけてみる
→毎日話すからと言って苦手レベルは減らなかった。
・いつか行こうと思っていた近所のラーメン屋に行く
→甘かった。店内が演歌のポスターまみれで、人にずっと見られてる緊張感があった。
・女性ファッション誌を読む
→ネイルは持ち歩ける芸術。ネイルお綺麗ですねという褒め言葉を覚えた。
・スタバで飲んだことないやつ飲む
→ドリップコーヒー以外ってこんなに待つんや。
トリプルエスプレッソラテ、技名みたいで2回噛んだ。
劇的な気付きはなかった。
小さな変化に慣れておくということは大切やし続けてみる。
ーーーーーーーーー振り返りーーーーーーーーーーー
このフレーズの切れ味怖いわ~
文章は柔らかいけど書いてることは逃げ道ふさいで詰めてくる本だった。
センスあるように見られたいという欲求を人間は持っているのかもしれない。
テスト勉強してるのに「ノー勉やわ~」って言う奴も、
練習をめっちゃしてるのに隠して「練習してない」っていう奴も、
裏では実は泥臭く愚直に努力をしているだけ。
鶴の恩返しの鶴みたいに見られたらそれはセンスではなくなってしまう。
センスという虚像の正体は
【特別な人間に見られたい人間的欲求と愚直な努力の結果】
なのかもしれない。
水野学によってセンスがないという言い訳を人類は失った。
以上です。
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