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市民オペラに参加するということ 42

7月第2水曜日。この日は平日だが午後6時から練習がある。平日だけあって、さすがに参加者が少し少ない。私にとっても6時に間に合うように会場に向かうのは至難の業だが、水曜日はノー残業デーなので、定時に退社して急いで練習に向かう。

この日はまず女声合唱のシーンから練習した。以前このシーンをやった時は私は練習を休んだので、演技がわからない。わからないどころか、上手(かみて)から出るのか下手(しもて)から出るのかすらわからない。仕方なく下手側に混じっていると、あなたは上手側だと、前回参加していた人が教えてくれる。
演技が始まると、周りの人の演技をチラ見して、なんとなく同じような雰囲気で動く。動き方の説明自体は聞いていたので、なんとなく動くことができる。しかもこの日はキャストが2組参加していたので、同じ箇所を2度繰り返したので、その間になんとなく覚える。
実は明日も練習があるのだが、明日はノー残業デーではないから、練習に間に合うように到着することはできないし、場合によっては休むかもしれない。だから、やったことのないシーンは一度やっておきたかった。今日望みがかなったので一安心する。

でも次にやったフィナーレのシーンは、2度目なのにこれもどちらから舞台に出るのかを忘れている。下手側になんとなく居たら、いざ歌が始まると、前回は上手側で待機していたことに気づき、そっと移動する。
演技もそんな状態なら、歌もあやふやで出られないところが少なくない。でも私が出られないところはみんなにとっても難しいようで、誰一人歌わなかったりする。この状況を考えると、明日の練習も参加するに越したことはないのだが、仕事を終えてから、果たして練習に2日連続で参加する体力が残っているだろうか。
それはともかく、今日やったシーンはなんとなく演技は身についたので、今度は歌を自分でさらっておかないといけない。ドゥルカマーラ役の1人が、あまり歌詞が入っていなかったので、これから覚えるのだろう。私だってまだ間に合う。

追記 結局木曜日の練習は休みました。

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