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市民オペラに参加するということ 45

7月23日土曜日。この日は1時から、3回目(1回分休んだ私にとっては2回目)のゲネプロがある。12時半集合だったのだが、30分前から自主練習をやるのだという。前日にも自主練習をやったらしい。
少しでも休憩が欲しい私としては、自主練習する暇があるのなら休みたい。でも私はゲネプロを1回休んでいるし、いくら日本式同調圧力が嫌いだとは言っても、集団行動であまり和を乱すのもまずいかと思い、仕方なく自主練習に向かう。
ところが自主練5分前に会場に着くと、ほとんど誰もいない。誰も自主練なんか参加しないのだろうかと思っていたら、徐々に人が集まってくる。

結果的にはこの自主練に参加してよかった。自主練では、私の苦手なところを取り上げたからだ。私が苦手なところは他の人も苦手だと言うことだ。ゲネプロあと1回で本番なのに、まだ歌えないところがあるのだ。この時期だからむろん、歌詞もメロディも覚えている。でもいざとなると歌えないのだ。昨日のゲネプロでも歌えなかった。
その部分を何度もやって体に染み込ませることで、歌える期待が出てくる。現に3度目のゲネプロをやった時に、歌えるようになっていた。
しかし翌日の本番前にもまた自主練をすると言うので、本番なのに今更練習もなにもないだろうと思い、それには遅れて行った。前日の経験から、みんなも時間通り来ないこともわかっていたし。果たして時間通りに何人集まったのだろうか。

この日のゲネプロ3回目は、何ら緊張することなくできた。なにせもう何度も練習しているのだ。むしろ前日の(私にとっての)初めてのゲネプロの時の方が緊張した。いくら場当たりには参加していたとは言え、本番の舞台で演技するのは初めてなのだ。うまくできるかどうかわからない。おまけにこの回は、招待客(小中学生の両親などのようだが)が観賞に来ていたのだ。とはいえそれでも、そのうち落ち着きを取り戻したが。

最後のゲネプロが終わると、約2時間の休憩を挟んで、いよいよ本番第1回めだ。午後5時スタートだ。今回は感染症の影響で、本番もマスクを着用して臨むそうだ。残念だがやむを得ない。お客さんはどのくらい入るのだろうか。

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