記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

求めるものをただ追いかけて…『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』#映画感想文

この作品、このシリーズに関してはもうあまり語る必要はないですよね。
好きな人はもう映画館で観たでしょうし、まだ観ていない人はこれから観るでしょうし、好きじゃないという人はまずいないでしょうし、「いや俺は好きじゃない、好きじゃないどころか嫌いなんだ、反吐が出るッ!全く気に入らないね!!!」という人、それもう一周回って愛憎ですもんね。
あとはもういつ観るかというだけの話で。作品としては過去作に比べて「邪悪さのテイスト」が少し薄い感じはありますが、映画館で従来の濃厚テイストでやって、心臓麻痺を起こす人が出るといけませんからね……
強いて言えば、作中の季節感から夏に観るのがいいと思います。あ、でも冬観ても違和感ないかも、コート着てる場面あったし。いつ観てもヨシ。

鑑賞後に気づいたけど、ルーヴルって非現実的な空間であると同時に実在する現実的な場所でもあって、そういう場所を舞台にしたのは岸辺露伴シリーズにとって結構なチャレンジだなと思いました。ルーヴルに行くまで結構じっくり時間をかけていて、ルーヴルでの場面が短いのはそのせいかしらん。やはり山の中の一体どこにいるのかわからないような、街中ならどこにでもある、でもどこだかわからないような場所が岸辺露伴には似合います。
これまで映像化されたドラマ作品は、わけもわからず飲み込まれて最後まで一気呵成に進む、ホラーSFすこし・ふしぎが多い印象ですが、この作品は着実に謎に近づいていく過程があって、しかもカタルシスがあるミステリー。そういうところがやっぱり映画は違うなあという感じでしょうか。
あれっ、おかしいな、こんなに語るつもりなかったのに……。

それにしても、アマプラのおかげで、ずっと抱えていた「あれ観れなかったな……、これも観れてないや……」という消化不良を少しずつ昇華することができて、自己肯定感もじわじわ上がるのを感じてます。ネットミーム的によく言う「でも家に帰ればアマプラ見れるしな……」みたいなやつ、これかぁ~。
さて、次は「くしゃがら」でも…… えっ、今私何か言いました?


この記事が参加している募集

映画感想文

お読みいただき、ありがとうございます。投げ銭コーナーはこちらです。 100円、500円、1,000円、任意(10円とか?)があるようです。