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わかりやすいこと。それがいちばん大事。

こんにちは金曜お昼になりました。手芸作家兼若手イラストレーターの展示をメインとしたギャラリーを運営している大図まことです。経験の浅いイラストレーターと手芸作家に向けた「仕事とお金の授業」22回目となる本日のタイトルは「わかりやすいこと。それがいちばん大事。」です。


なんであの人ばかりに仕事が来て自分には来ないのか?自分の方がもっと上手く描けるのに。そんな風に思ったことありますよね。私もしょっちゅう思ってました。

愚直に絵を描き続けていれば、物を作り続けていれば誰かがそのうち見つけてくれて評価してくれる。若い頃はそんなシンデレラストーリーを夢見る事もありました。

時が経ち仕事をある程度頂けるようになり、そして立場が仕事を請け負う側から発注する側、ギャラリーオーナーとして自分以外の作品を扱うようになってからは絵が上手いから仕事が来る、作品が売れるというだけでは無かったことがわかりました。

あなたがストイックに自分の創作と向き合い自己表現を突き詰めて活動を行うアーティストでは無く、クライアントやお客さんに向けて商業的な活動を行っていきたい場合は「わかりやすいこと。それがいちばん大事。」です。大事MANブラザーズバンドです。


人は一般的に自分が分からないもの(難しそうなもの)に対して避ける生き物です。逆にイメージがつくもの(わかりやすいもの)に興味を示します。

例えば初めてのデートで利用するレストランを選ぶときあなたはどうしますか?今の時代スマホできっと検索しますよね。おいしそうな料理の写真、食材の産地、シェフの経歴、窓から見える夜景、価格、地図、利用者の評価などなど総合的に見てどこが良さそうか決めると思います。知人からの紹介も参考になりますね。どんだけ美味しい料理が出るとしても看板も何もなくやってるのかやっていないのか分からないお店を初めてのデートで使うことはおそらく無いだろうし、そもそも見つけられませんよね。

今の自分の活動に置き換えて考えてみて下さい。HPやSNSにプロフィールをしっかり書いていますか?仕事を頼む際の連絡先は?実績紹介は?お客さん側に立って見直して見ると気づきがあるかもしれません。「わかりやすいこと。それがいちばん大事。」です。大事MANブラザーズバンドです。大事なので2回言いました。


私がオーナーをしている東京・蔵前にあるTOKYO PiXEL. shop & galleryは積極的にわかりやすさを運営に取り入れ順調に成長しています。
作品を展示販売する利用者には目的や目標を明確に数字で提示し毎回全ての作品をお客様へお届けすることに専念します。
来場者に向けた展示情報はHP、SNSをメインに毎日更新してアピールしています。

また会期中に必ず行う通販もわかりやすさを重視し白背景の画像だけでは無くイメージ写真を掲載したり、より深く作者の事に対して伝えたい場合はインタビュー記事をまとめることもあります。

ストックフォトを使った合成イメージ タキタサキ作品


情報が溢れている時代です。ちょっとでもわかりづらかったら後回しにされるか目にも留まりません。

もし仕事の実績が乏しくまだグルメサイトで言う口コミも少ないようであればお客さん側に立ってわかりやすさを意識してみて下さい。

もちろんあえて分かりにくくするブランディングもあります。意図してやるのであればそれは全く問題ありません。それではまた来週金曜日にお会いしましょう!

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