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妻恋う鹿は笛に寄る(自作の詩と散文)

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瀬戸内海に面する小都市で暮らし、働きながら詩や散文を詠んでいます。情景を言葉として、心で感じたことを情景にして描くことを心がけています。言葉の好きな方と交流できたらいいなと思って…
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2023年9月の記事一覧

僕にしかできないこと

僕にしかできないこと

古くから馴染みある曲を聴きながら、新しいことを考えている夜。キッチンの窓から見える景色が暮れていくのを長い間見つめている。

人を理解するよりも、ニコニコして穏やかに過ごして、否定も肯定もせず信じて寄り添うことが大事なのかもしれない。

いつのまにか日が暮れて、いつのまにか歳をとっている。そんなことがキラキラして貴重なことのように感じる。

僕にしかできないことってなんだろう?

僕は今しているこ

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主演作品

主演作品

誤解されても、後ろ指さされても
しくじっても、陰口叩かれていても
無視されても、それみたことかと言われても
貧乏でも、病気になっても
うまくいかないことだらけでも

ずっと自分を信じて
信じる道を進んできた

ずっと自分に期待して
コツコツ地道にやってきた

私は私を生きている
対話しながら、真正面からぶつかってきた

死と向き合う中で、自分を知った
もうダメかもしれないと思う時、助けてもらった

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明るい星

明るい星

明け方、東の空に明るい星

難しい道のりを歩いてきた

身の回りの方たちに繋ぎ止めてもらった命

出会った方たちにかけてもらった言葉の

一つひとつが、私の財産

ひときわ輝く明るい星

苦しかったことも寂しかったことも

闇に包まれて行き先が分からない日々も

いつか明けて、光さす

終焉

終焉

この世に終焉があるとしたら

それは夏の終わり

魂に既視感あり

寂寞としていて、、躯に刻まれている

底なし沼

底なし沼

底なしという噂の沼があった。街外れの、薄暗い雑木林を抜け、湿地に足を取られながら進んだところ。鬱蒼と茂るミズアオイ、オニバスの向こう側に、鈍く光る沼が横たわっていた。その沼には体長2mを超える主の草魚がいるとされ、うっかり足を滑らせて落ちた時には、もがきながら沈み、二度と浮かび上がれないとされて、誰も近づこうとしなかった。

しかし、夕暮れ時に西の空に欠けた月が輝く数日だけ、その底なし沼に近づき、

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想い

想い

言葉にならない

想いがあるなんて

なんて素敵なことでしょう

想いは旅して

この胸に宿るとき

わたしは新しい舞台で踊っている