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①4月からの授業準備ランキングベスト3 『音楽』【元公立中学校音楽教員】

 あっという間に今年度も終わってしまいましたね。

私は徳島県公立中学校で音楽教員を今年3月をもって(令和5年度)退職した『大澤慶洋(おおさわよしひろ)』といいます。

せっかく9年間音楽教員として勤めたので、その経験も生かしたいなと考えているときに、妻から教えてもらったこのホームページに出会いました。


それでは、内容に入ります。
これを見ている人は、教育現場でこれから働く!
または、音楽を任されたという教員の方々ではないでしょうか。

(もちろん、音楽教員に興味があるという方もぜひご覧ください。)

4月からすべきことは教員になると、本やインターネットで溢れていると思いますが今回は

【音楽の授業】

というテーマでいきたいと思います。

それでは、3位から発表!

3位【ワークシート作成】


 まあ、当たり前ですが、具体的になにを作成するのか!?
・校歌の楽譜、歌詞
・最初の授業プリント(ワークがあるなら必要なし)
・鑑賞文を書かせるプリント←おすすめ

上から優先順位が高いと思ってください。校歌はまず新入生はしっかり歌えるように指導しないといけません。追加で、歌詞の小テストプリントも授業の最後にやると、評価の参考になるかもしれません。

最初の授業プリントですが、まず最初は歌唱からやるのがいいでしょう。音楽の授業の基本は歌!最初が肝心です。姿勢や声の出し方、声量についてかなり細かく指導すべきです。のちに歌わなくなります。
鑑賞文を書かせるプリントは掲示物としても使えます。テスト範囲のことも考えて鑑賞の授業はしっかりやっておきましょう。鑑賞領域はテストの出題もしやすいです。



2位【自己紹介・評価基準のプリント作成】


このひとはどんな人だろう・・・・?と知らないままやるより、まず自分を知ってもらうことが大切です。教育は信頼関係の構築からです。音楽という授業は不機嫌にやっても生徒の声はでません。楽しさを感じながら歌う授業を作りたいはず!まずは自分語り。子どもは教員を別の世界の人だと思っています。先生もアニメ見るし、SNSやっている、猫ミーム好きでもなんでもいいんですよ。
生徒の共感を得ることが大切です。なので、コツは

『生徒も自分も共通して好きなもの、趣味を言う事』

これがポイント!
自分と共通なことがあると親近感がでます。
同じ出身の人や、同じ中学校卒業の人とあったら親近感わきますよね。あれと同じです。

あと、評価基準です。私の授業はこんなことを大切にします、などをあらかじめ説明しておきましょう。
具体的に言えるといいですね。これはC評価、こうしたらA評価とその都度言うのですが、最初の授業で、引き締めるのも大切です。


さて、1位は・・・



1位【校歌のピアノ練習】


 これをまず最優先に行いましょう。授業の準備?いやいや。まずここです。校歌をしっかり弾けることは、音楽の教員なら当たり前のことと捉えられます。
 国語の先生が漢字を間違う、数学の先生が計算問題を間違うレベルで信用を失います。これは生徒からも、もちろんですが、他の職員からの信用を失います。私の実体験ですが、他の教員に「先生の校歌伴奏は安定感あるな!」と褒めていただいたことがあります。それは私が上手いのでなく、苦手だった先生を知っているからでた言葉だと思います。
やっぱりそれくらい大切!
苦手な人、大丈夫。私も今年、卒業式のピアノ伴奏ミスったから。失敗はだれにでもある!でも練習したか、してないかがその過程が大切ですよね。

 ピアノが苦手な人あるある。→吹奏楽の指導が得意な管楽器の先生!
弦楽器の先生は結構ピアノ弾けたりしますが、大学時代自分の演奏に研究時間を費やした分、おろそかになっている・・・なんてこともありますね。


長々と書きましたが、一生懸命やっている姿はだれか見ています。応援してくれますよ。
あと、厳しい先生やかっこいい先生を目指す必要はありません。

そのままのあなたが『かわいい』です。

かわいいは失敗してもかわいいです。
厳しい先生やかっこいい先生は失敗したら、蛙化現象ですよ。信用もイメージも下がります。
『かわいい』は正義です。失敗したら素直に謝るその姿に子どもたちは共感し、あなたのことが好きになるはず。


さぁ、がんばってください。応援しています。


元徳島県公立中学校音楽教員
フリーランス 大澤慶洋(おおさわよしひろ)


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