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インフルエンザで死ぬ確率はワクチンで死ぬ確率の6000倍以上

本当に周りの人達を思いやる気持ちがあるなら、インフルエンザワクチンを打たないなんてエゴは出ないはずだ。

ゼロリスク信仰のせいで、ワクチン打たない人達が増えているけど、例えば「はしか」。台湾でのワクチン接種率に対する「はしか」の感染者数グラフを見ても、ワクチンがウイルスを押さえ込み蔓延を防ぐことは明らか。
なのに、特にインフルエンザワクチンは「卵アレルギーがー」「本当は良くないって話を聞いて」「新種に効かないなら意味がない」という訳のわからない理論を展開してワクチン打たないやつが多すぎる。
(日本でのワクチン接種率30%台)

正直、こういった訳のわからない持論でワクチン打たない人達は迷惑以外の何物でもない。

確かに卵アレルギーを持っている人はインフルエンザワクチンでアレルギー発症するかもしれないが、卵アレルギー持っていないのにワクチン打たない意味が不明。
むしろ、アレルギーでワクチン打てない人達のためにも、ワクチン打てる人は打って、インフルエンザが蔓延しないようにすべき。

今、世界ではインフルエンザのパンデミック(世界的大流行)が避けられないとWHOで警鐘を鳴らされている状況で、
https://www.afpbb.com/articles/-/3215288
中でも日本の状況はワクチンを打たないのが多すぎるから深刻化していて、子どもたちによる集団感染(学校閉鎖)や死亡者数の増加が問題視されている。

そんな危機的状況下で「ワクチンは良くない」と言うのであれば、具体的な数字を示して欲しい。
例えば、インフルエンザワクチンによる副反応が起きた人は全体の0.01%。また、重篤な副反応が起きた人は0.002%。死亡報告0.00057%。
飛行機に乗って墜落する確率より低い(0.0009%)
http://www.mhlw.go.jp/…/kekkaku-kansensho…/pdf/100430-01.pdf

ちなみに、インフルエンザの死亡率は直接と間接的肺炎などによる死亡も含めると0.6%。ワクチンでの死亡率の6666倍。

※0.6%という数字はインフルエンザが原因と思われる肺炎などでの死亡者数も入った超過死亡概念の数値も入っています。死因をどこまで入れるかによって結果は変わってきますが、平均すると0.1%~0.6%という結果が多いようです。いずれにしても、どの計算結果をとっても圧倒的にワクチンの死亡率よりも高い結果になります。
http://www.miyacli.com/influenza.html

新種には効かないっていう持論を展開する人もいるけど、そう言ってワクチン打たなかったら、感染しなくても良い旧種に感染してインフルエンザを蔓延させる。
インフルエンザって全部新種じゃないんだぞ。
本当はワクチン打っとけば感染しないはずのウイルスまで感染して蔓延させると、ウイルスの数が増えれば増えるほど新種(突然変異)が発生して増加する確率が上がる。
まず、ワクチンが効く旧種を人間に感染させないようにしないと、いつまで経っても新種は生まれ続けるぞ。

ワクチン打ったのに新種に感染した!ワクチン意味ない!!って声もよく聞くけど、そうじゃない。
ワクチンっていうのは、打てる人全員が打って、長い時間をかけてウイルスを根絶させるのが目的。
天然痘などの感染病っていうのは、ワクチンができたら、みんながそれを打って感染者数を減らしていって根絶させていかなきゃならない。
そうじゃないと、どんどん新種が登場して、最後には死亡率の高いウイルスに変異する可能性もある。

1976年から1987年までの11年間で集団免疫が行われていた頃は、インフルエンザによる直接の死亡者は激減したが、集団免疫を止めた以後は直接の死亡者数は約10倍にまで膨れ上がり、インフルエンザが原因で発症した肺炎などによる死者を含めると1万人を超えている。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1955.html

世の中にゼロリスクなんて物は存在しない。

ワクチン否定派は生きるためにリスクをゼロにしたいようだけど、そんなのは不可能。ワクチンは体に悪いから打つなと言う主張は、道を歩いていれば車に轢かれるから外に出るなという事と一緒。どうしてもゼロリスクをやりたいなら何もしないで山の中で霞でも食って生きていろという話になる。

ワクチン打てるにもかかわらず自分勝手なエゴで打たないと主張してSNSで拡散して関係ない人も巻き込むな!大切な人たちの命や未来を何だと思ってる!?そんなことは周りの迷惑だから無人島でやってくれ。

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