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「巧技台」×「理学療法士」で子どもの運動環境をデザインする Vol.1

遊具メーカーと子どもの理学療法士。子どもたちの幸せの為にという想いは同じです。

そのためにわたしたちに何ができるのかを考え、協力していきながらこれから活動していきます。この記事ではその内容や想いをまとめました。

子どもの成長に携わる方、特に幼稚園や保育園で働く方に読んでいただければ嬉しいです。

活動を開始した経緯

オオニシ体育株式会社の渡邊と申します。

創業から60年以上、遊具の製造・販売・施工などを行っているとっても古いこの会社で、何か新しい風を起こそうと日々活動しているものです。

たくさんの方に支えられ、販売開始から60年以上が経った弊社の主力商品である「巧技台」

それぞれのパーツを組み換えることで、すべり台・平均台・うんてい・はしごなどが作れる木製の室内遊具です。

※ご存じない方はこちらをご覧ください!

現在、保育・幼児教育の現場にて運動教材の定番として全国各地で使用していただいております

今回はこの巧技台の可能性を改めて考えることから始まりました。

それではなぜ、古くからあるこの遊具を今さらフィーチャーするのか。
それは昨年開設した弊社Twitterアカウントにこんな反応をいただいたからです。

この他にも、子どもに関わる医療関係、身体の専門家の方々から思いがけない反応が多数寄せられました。

つまり専門家からみて、園では定番の「巧技台」は「子どもの運動発達」に一役買う?ということでしょうか。

ここで2つのデータをご覧ください。

・保育園・幼稚園・認定こども園等の設備を調査したあるアンケートでは、巧技台を所持している施設の数はその全体の「約70%」
・文部科学省が行っている「体力・運動能力調査」によると、子どもの体力・運動能力の結果のほとんどのテスト項目において、30年前と比べて現在の子どもの結果が下まわっている。

そうなんです。
全国多くの園に巧技台があるのに、子どもの体力・運動能力は低下しているんですね。

たしかに、巧技台は「運動会でしか使わない」「効果的な使い方が分からない」「準備が大変」などの理由で倉庫に眠っているという声を耳にすることも。。。

子どもの運動能力低下の原因についてはさまざまなことが言われてはいますが、

せっかく多くの場所に巧技台があるなら、

もっと使ってもらう(使ってもらえる環境を整える)ことで子どもの体力・運動能力は上がるのでは??

と漠然とした考えを持ち、今回活動を始めるにいたりました。

次回は今回の活動を一緒に行っていく、主に子どもの身体を専門として活動されている

NPO法人presents所属の理学療法士、押川 武将 さん

にご協力いただき、本題の「巧技台」×「理学療法士」で子どもの運動環境をデザインする。について考えていきたいと思います。


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