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【簡単世界通史③紀元前500〜紀元前300】【ギリシャ】マンガとか映画で世界史がわかるように

深夜に勢いで書いてる大昔の生物です。さあ皆大好きギリシャだよ。書いてて思ったけど、ギリシャってとても日本と似てるな。ペルシヤ戦争って元寇だし、ペロポネソス戦争って関ヶ原の合戦っぽいんだよなあ。そんなこといったらどこも似てるという、話になるが……

※こちらは連作となっています。マガジンからもどうぞ。


ムキパラ

ムキムキパラダイスの略です。

わーわー!どかどか!やーやー!
紀元前500年にアケメネス朝ペルシアのダレイオス1世はギリシアに攻め込みます。ここで出てくるのはダレイオス1世の息子でクセルクス。この頃父と息子で二重統治だったとか色々あるそうですが、まあ結果的にクセルクス君負けます。マァマぁオリエンタルカレー作ってぇぇぇって泣き帰ります(昭和)。

2006年の映画ですが、アメコミのようなVFXを古代の映画に持ち込むというのは映像として面白く、アクションシーンもしっかり練られており、ワクワクしながら観れますよ。続編はアテネが中心になっての海戦を主軸にした映画でしたが、まあぽしゃってたよね(苦笑)。

ギリシャとは

エーゲ文明を基軸として、都市がポコポコと地中海べりにでき、互に交易をしていた地域になります。ギリシャとして対外的に動き出したのはこのペルシア戦争以降なのでは?と言われるぐらい各都市がバランバランでこの時代まで表舞台にでてこなかったのはそういうバランバランな面があったかと思われます。

ちょっとギリシャ左寄りじゃん

ホメロスの叙事詩

有名なイーリアスとオデュッセイアはペルシア戦争より200年ぐらい前にできてはいましたが、まとめられたの紀元前600〜500年の間らしく、やはりギリシャとしての総体ができはじめるのはペルシア戦争あたりとおもっていいみたい。アキレウスなどが登場する英雄譚で、メソポタミア文明のギルガメシュ叙事詩の影響が色濃く伺える。アキレウスも半神半人、ギルガメシュも半神半人。そんな叙事詩の有名な物語を映画化したのがトロイ

こっちはイケメンパラダイスですねえ。ペーターゼン監督こういうのほんと上手いなあって思う。2004年の作品で制作費17億5千万ドル。ハリウッド映画らしく、非常に壮大で映像美としていけてると思う。

ただ内容はあまりオデュッセイアに沿っておらず、監督もこれ別にフィクションだもーんって言い張ったけど、タイトルがタイトルだけに歴史界隈の人達からはまあまあ批判された。でもほとんどこれって神話で史実としてあつかっていいかわからんものなので、こういう物語を作る文明がエーゲ海の所にできたんだなぐらいで思っとけばいいと思うよ。

現れる特異点 アレクサンドロス

紀元前500年のペルシア戦争でなんとか防衛に成功したギリシャ。その後も各都市はまとまるような、まとまらないような状態で、2つの陣営に別れてペロポネソス戦争なんかをしてます。ここでもアケメネス朝ペルシアは片方の陣営を応援するなどちゃちゃをいれて虎視眈々とギリシャを狙います。

そんな中、紀元前300年ぐらいにギリシャの上にあるマケドニアから特異点が産まれます。アレクサンドロスです。で、岩明均さんのヒストリエをとにかく読んでほしい!いい!最近の歴史ものででてきてる特徴だと思うけど、王様本人が主人公ではなく、その傍らにいる人が主人公となって語るんよね。ヒストリエも書記官のエウメネスが主人公。

いかんせん未完なので、全体を一旦通してみたいなあという方はガンダムで有名な安彦良和さんのアレクサンドロスをおすすめします。安彦さんの絵は色気があってよい。

一応出版社へのリンクにしてあるけど、大体の所で電子書籍として売ってますよ。

で、このアレクサンドロス。おかしい。20ぐらいでやってやんよ!ってアケメネス朝ペルシアに戦争吹っかけます。そして10年ぐらいで全部倒します。アケメネス朝ペルシア滅亡します。いや、おかしいやろ。あんなちっこい国がエジプトまで併呑してた国をどうやって10年ぐらいで?実際歴史界隈では実在なの?っていう話も出てしまうぐらい特異点です。

そうだ いこう インド


ともかく紀元前334からアケメネス朝ペルシアへ侵攻を開始、世代がかわっていたけどダレイオス3世を倒し、さらに紀元前326年、ペルシアの右にあるインドまで攻めます。流石にインドに入ってすぐの所で引き上げになりましたが、小アジア、エジプト、メソポタミア、ペルシア、インド(一部)をギリシャの下に一瞬だったとしてもまとめたのです。

アレクサンドロス自身はインドから戻り、マケドニアに帰りたかったのかどうか、今ではわかりませんが、途中のメソポタミアはバビロンで熱病で死にます。30ちょっとだったそうです。

アレクサンドロス以前と以降

彼の東方遠征で世界が思い切り混ぜっ返ります。メソポタミア地方一強だった為か、あまり交わらなかった物が程よくミックスされます。ヘレニズム文化というやつです。そして、この戦争により莫大な富と人材と技術がヨーロッパに持ち込まれます。ここからパックス・ロマーナ、ローマ帝国の時代がやってきます。

今回はここまで

さて次はローマです。ペルシア地方は若干トーンダウンしますが、1000年ぐらい経つとえらいことになります。世界の中心はいったりきたりします。萬金丹さんもギリシャ紹介してるのでよかったら参考にしてみてね。

おわり

最後まで読んでくれてありがとうございます。やっぱり2000字ぐらいです。収まりが良い。では。


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