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退院と同時に母、有料施設へ

退院の前日、母の家で色んな引き出しを開けながら、触ったこともない肌着や、普段着を取り出して揃えていく作業。
全てに名前を書いていく。
どれもきちんとしまわれていて、とても認知症の人の家とは思えない。
その辺にあるものばかりを、着回してるだけで、新しいものを出して、選んで着るということをしていなかったからだと思われる。
引き出しの中も、クローゼットの中も全部母のものしかないというのに、触ったり選んだり出来ないのがなんだか不思議な感じです。

ティッシュもトイレットペーパーも、無くなったから!って言われて買っていたら、ある日、別の部屋のクローゼットにいくつも見つけた(笑)
売れるほどあるし(笑)紙だらけ😂😂

歯ブラシはあるが、歯磨き粉がないとか、いくつか不思議なこともありましたが、何とか生活に困らないくらいは揃えられた。
ついでににゃんこ達の写真と飾り物も入れておいた。

いよいよ当日!
ただでさえコロナで面会できない病院で、一体どんな風に過ごしていたのか…

受付で退院のお迎えに来たことを伝え、お会計を済ませる。病棟に声掛けますので暫くお待ちくださいと言われて、ドキドキ。
程なくして、看護師さんと母が降りてきた。
思わず手を振ると……

母、ニッコニコである(笑)
本当にお世話になったわねぇ~と看護師さんに話している。杖を渡して、看護師さんにお礼を告げて、母と歩き出す。
歩きながら、大きい病院は急性期の人しかダメだから、ここからしっかり食事を3食だしてくれて、足の筋力もつけるためにいいところをケアマネさんと見つけたんだよ~♪
と、話すと……


母「まあ♪いいのかしら♪」


え。なんか、喜んでる(笑)😂

このまますぐ来ていいですよーって言ってもらってるからね♪と話しながら、車に乗せる。
車の中では、食事にうるさい母に、病院食どうだったー?とかふつーの話をしながら移動。
でも、あまり覚えていないのか?そうね~?とかくらいしか返事はない(笑)
お世話になった同じマンションの方々にお中元贈ったのよーとか、私の話ばかりして、程なくして施設に到着‼️

入口にお迎えに来てくれた施設の方が、初めまして~♪とご挨拶に来たら、母「まあ♪懐かしいというかなんというか♪」と(笑)
初めてやがな(笑)

そのまま穏やかに話したり、にっこにこのままお部屋へ……

荷物を搬入して、部屋を整える間に、テレビ等をみている母。

この違和感も緊張感もないのは一体どうしたことだろう(๑꒪ㅁ꒪๑)

人付き合いは非常に苦手で、コミュニケーションもとろうとしない、引きこもり系の私が知っている母では無い、別人がそこに居ました(^_^;)

これは、入院で認知症がだいぶ進んだようだ…しかし、それは周りにとっても本人にとってもどうやらいい事の様子…

施設の方もビックリ(笑)

姉やおばにも後で報告したが、みんなビックリ。
え?少しも嫌がらないの??って。
なだめながら、1度は帰りたいというのを説得する、みたいなことになるんではないかと全員心配していたと言うのに(笑)

そして、じゃあ、またね!と言うと、またたまには会いに来てね~♪と言われました(笑)

その日はその後、担当者会議を、予定してもらってので、1時間程後に再度施設に集まるとことに。
その間、も一度母の家に行き、時計、椅子2つ、ゴミ箱を車に積んで、お昼を食べ、猫の世話もして、再び施設へ。
ヘルパーさんが椅子運ぶのを手伝って下さり、搬入終わると、何となく過ごしやすさが増してました。

施設の方、新しいヘルパーさん、ケアマネさん、これからお世話になる薬局さんを混じえて打ち合わせと契約。

母も途中で連れてこられてたが、やはりにっこにこ🤗

お昼も食べ、ここの方は皆さん大人しいですねえ♪私はお仲間に入れて頂けるかしら?なんて言っている(꒪⌓꒪)
ほんとにあなた、母ですか…( ºωº ;)

あと、いつも気にしてた猫のミントの事は全く話してこなかった。
そこにだけ寂しさを感じつつ、あとはもう、よろしくお願いします🙇‍♀️🙇‍♀️と、施設を後にしました。


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