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Several sketches of Hong Kong city life2019【香港、その流動体について】
地方選挙の民主派大勝からひと月、警察の運用が変化した香港。半年で6000人以上の逮捕者、催涙弾の乱発、警察の暴力によって莫大な数の負傷者と死者行方不明者を出した一連の運動は、凪の時を迎えたかに見えたが、、、
香港市民やプロテスターたちの生活に混じり、彼らの暮らしのなかでの何気無い言葉を拾い集め向き合った、これは2019年末、香港都市生活者たちの群像。
「また立ち上れるとは思ってなかった」ある2
「夏のぬけがら」 香港理工大内部写真50枚公開nobody in summer end #PolyU inside 50photos released
NO SMOKEの理由はお察しください。
青色の放水に濡れたコンバース。
マンホールから逃げた人々は無事だろうか?
時間が止まったままだ。
まるで人々が溶けてしまったようだ。
泣いている。
激しい弾圧の爪痕。
僕がいた頃は、清潔で温かく数百人が歓談していた学食。
今はネズミと腐敗臭が支配していた。
残されたリュックの中で腐っていくリンゴとバナナ。
青色の放水。
担架。
「答えなどない、あるのは答えを出そうとする責任だけだ。 大袈裟太郎 5か月目の香港取材に向けて」
6月12日、1発目の催涙弾が撃たれたちょうどあの日から香港の取材を続けている。
10月以降、自分は言葉を失ったように感じる。
それはあまりにもめまぐるしい変化に、情報処理やアウトプットが追いつかないからかもしれない。
10メートル横にいた記者が被弾し失明したり、
地下鉄に飛び乗り、東に行った奴らは全員血だるまになり、西に行った奴らは全員助かったり、高度な判断の連続の果てで、iPhone1