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Music orchid

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We’ll get over / The Staple Singers

We’ll get over / The Staple Singers



アメリカのゴスペル、ソウルグループ「ステイプル・シンガーズ」が1970年に発表したアルバム「We’ll get over」から同タイトルの1曲目。ホーンと歌唱力が絶妙に混ざり合って、テンションが上がるサウンド。シンガーのメイヴィス・ステイプルズは「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー(100 Greatest Singers of All Time)にも選ばれている。

Street Life / Roxy Music

Street Life / Roxy Music



 1971年にイギリスでデビューしたRoxy Musicが1973年に発表したアルバムの1曲目に収録されている1曲。Roxy Musicは、不思議というか、独特というか、ちょっと掴みどころがないロックバンドで、ボーカルのブライアン・フェリーがちょっと変だからかもしれない。この曲は、そんな中でも、ちょっと勢いがつくというか、街を闊歩したくなるような曲だ。

Yes/No / スチャダラパー

Yes/No / スチャダラパー



2004年に発売されたスチャダラパーの9枚目のアルバムに入っている2曲目のこの曲は、ラップの教科書的名作だと思う。言葉の選び方、韻の踏み方、リズムパターン、どれをとっても秀逸。スチャダラの曲は他にも名曲(迷曲)はいっぱいあるが、これは一番完成度が高いと思っている。アルバム全体もセンス高い。

American pie / Don Mclean

American pie / Don Mclean



アメリカのシンガーソングライター、ドン・マクリーンが1971年にリリースした曲。どこかで聴き馴染んでいる人も多くいるかもしれません。マドンナもカバーしています。8分以上の長い曲ですが、歌詞が韻を踏んでいて、曲も緩急が効いていて飽きることなく聴けます。名曲は、その時だけでなく、脈々と時代のスパイスを加えながら、生き続けていくものだと思いました。

Outlier / bonobo

Outlier / bonobo



L.A.を拠点に活動をするイギリス出身のミュージシャンbonoboが2017年に発表したアルバム「migration」の3曲目に収録されたもの。DJとして活躍しているだけあって、ミニマルでテンポの良いリズムを醸し出す。リズムのいい音楽は、脳をいい意味で揺さぶるから、ふとした時に聴きたくなる。しかも夜より朝に聴くと、逆にいい刺激になるかもしれない。

速報音楽 / Little Creatures

速報音楽 / Little Creatures



リトルクリーチャーズの最新アルバム「30」の1曲目に収録。リトルクリーチャーズも30年経つんだと思うと感慨深いが、根っこの部分の安定さと、少しずつ変化する音楽性が混ざり合って、いつまでも成長していきそうな感じを醸し出す。1曲目はまさにそんな感じ。年を重ねるのも良いもんだ、と言えるように、年を重ねていきたいものだ。

Island / Malu夢路「オリジナルサウンドトラック」(細野晴臣)

Island / Malu夢路「オリジナルサウンドトラック」(細野晴臣)



エドモンド・ヨウ監督による日本・マレーシア共同製作作品の映画サウンドトラックを細野晴臣氏が担当。最近、とみに注目される細野氏だが、この美しい1曲目を聴くと、とても穏やかな気持ちになる。新しい年、新しい社会、新しい生活、これからの一歩をどう踏み出していくか、コーヒーでも飲みながら、この曲を聴きながら、じっくり考えてみようではないか。

Cayendo (Side A – Acoustic) / Frank Ocean

Cayendo (Side A – Acoustic) / Frank Ocean



ルイジアナ州出身ニューオリンズのシンガーソングライター、frank ocean。アンビエントでR&B的なクールな楽曲を生み出している彼にしては、メロウなアコースティックサウンドもまた気持ちいい。ちょっと寒いなと感じる夜の、ちょっと一呼吸置きたいな、という時に聴きたくなる一曲。