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2022年3月の記事一覧

感性の旅のために-茨木のり子『詩のこころを読む』

感性の旅のために-茨木のり子『詩のこころを読む』

 『詩のこころを読む』という本は、詩人の茨木のり子が、日本の現代詩を若い人たちに向けて紹介したものです。茨木のり子は、1926年に生まれ、太平洋戦争の最中で青春を過ごしました。有名な『感受性くらい』という詩に象徴されているように、己を厳しく見つめながら読み手をも励ますような詩を、世に多く発表してきました。

 そんな茨木のり子は、この本の中で、多くの魅力的な詩を紹介しています。ただ他人の詩を並べ、

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