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04.本をタイムリーにシェアしたい!

理子
建築は好きだけど(好きだからこそ)建築業界に疑問を持つ2001年生まれ魚座
転職を機にENFPからESTPに ✧︎ 日々変化するのが好きで、衝動的に動くこと多め ✧︎ 私生活はとにかく可愛い子と女の子のアイドルが好き
夏幸
人の幸せに関心があり、不要不急のものと教育に興味がある2000年生まれ乙女座。
ENFP-Tの関西人。カメラと音楽と餃子と節約旅行とビションフリーゼが好き。2024年はサカナクション、SEKAI NO OWARI、SUPER EIGHT、Aぇ! group、藤井風、フェス4回。

〜前回『03.“本を読んでる”人ってどんな人?』より続く〜

夏幸:娯楽として本を楽しむ入り口を作りたいっていうのはさっき話してくれたけど、それをなんで最初にSNSでやろうって思ったん?(『01.きっかけは理子の突然のLINE?』参照)
理子:Z世代をターゲットにしたいって思い浮んだから!
今やってるドラマの『海のはじまり』とかもそうだけど、何か1つのことに対して結構SNSでワーワーか言うやんか、Z世代って。でも、本に対してその熱量を感じる場はあんまり見たことなくて。
夏幸:確かに、読書メーターみたいなサイトはあるけど、盛り上がってる!みたいな感覚はないな。
理子:そうなんよ。これって多分、タイムリーに作られているものでしかできんからやと思っとって。だから最初は、Z世代向けライトノベルみたいなのを書いて流行を作っていくみたいなことを考えてた。
夏幸:小中学生の時とか、みんな同じような恋愛小説を読んで、クラスで話しとったね(笑)
理子:そうそう、感想を共有しあって、恋愛の価値観みたいなのが出来上がったりしてっていう一冊があった。でも、今のZ世代の人たちって「これを読んでます」みたいなのってないよなと思っとって。1個の漫画とか1個の書き下ろされたすごい甘酸っぱい青春の話で、「今月これ読んだよ」「展開予想しようよ」みたいなのがドラマじゃなくて、本で出来たらいいなって思ったんよ。
夏幸:なるほどねえ!

夏幸:今の時代、本を読む人は真面目ちゃんっぽいっていう話(『03.“本を読んでる”人ってどんな人?』後半参照)に近いけど、本って気軽さが限りなく少ないコンテンツよね。本を読む/読まないキャラっていう大きい境目がある気がしていて。
理子:キャラ?
夏幸:そう。私、小学校最初くらいまでは結構本読んでたんよ。けど、自分よりも本読む人が年下で出現して、「え、そんなに熱こもって本読んだことはない!」って思って、本好きレッテルを自分から外したんよ。そこから、本を読むことを積極的にしなくなってん。だから、本を読むことを自分で勝手にハードル上げてるような人はいそうって思う。
理子:それはめっちゃそうやと思う。りこも自分でハードル上げてる1人だわ。
小学校の時に読書週間っていって、毎日図書館に行って、スタンプを押してもらって、誰が何読んだか感想文書いて壁に貼るみたいなのがあって。りこは、ことごとく長い文章を読むことを避けてたから、『ミッケ』とかに逃げとったわけよ(笑)っていう中で、めちゃくちゃ本が好きな人たちはハリーポッターのあの分厚いのを読んでとかやったね。小学生ながら「なんであんなに読めるんやろう」って思っとった。
夏幸:そうそう。かいけつゾロリとかそういうんじゃなくてね(笑)
理子:ちなみになっちゃんが本から遠かったのって、どんなタイミングだったん?
夏幸:小2とかな気がする。自分より1、2歳下の子がめっちゃ読んでて静かに驚愕するみたいな(笑)
理子:すごいね、その子(笑)
夏幸:中学校も、結構本を通した教育に力入れてる学校で、週2で読書科っていうのがあって、毎学期、何冊読んで感想をそれぞれ書くのも宿題やったりしたのね。
で、私もりこと同じで比較的読みやすい本に逃げとったんよ。けど、自分の好きな作家とかを見つけてる人とかもいて、「すごい豊かやなー」って横目で劣等感に近い感情があったんよね。それでもやっぱり、ドラマの方が入ってきやすいし、ウキウキするしなーって思ってたからあんま変わらんかったんやろうけど。

理子:そもそも普通に考えて子供の時の娯楽の選択肢が多すぎたよね。小学校の高学年とかからiPodtouchが出てたし。「それよりも楽しい」っていうものがあったら、本がもう眼中にないというか。
夏幸:そうね。目新しいものが多すぎたし、今の小中学生なんてさらに多いよな(笑)
やっぱり、ただでさえ情報量も選択肢も多い世代が、いかにハードル低く本の魅力を感じられるかって面白いテーマやし、“タイムリーさ”は間違いなく重要だと思う。


Pick a Bookとは、「もしこの1冊と出会わなかったら?-What if I had never come across this one book?」をコンセプトに、理子と夏幸が選んだ詩集、絵本や小説など様々なジャンルの本を、シークレットブックとしてお届けするブランドです。中身が分からないように1冊ずつ包み込み、コピーとハッシュタグを添えています。今の自分にぴったりな本、大切な誰かに贈りたい本、偶然をきっかけに出会えますように。

ooとは、Pick a Bookを1つ目のブランドとして、ただのものの行き来やお金の行き来ではなく、背景にある想いやストーリーと共に、モノや機会や時間や人との出会いをプロデュースするチームです。B“oo”kに限らず、世の中には、“oo”が含まれる愛らしいもので溢れています。(『ooでやりたいこと〜ロゴ、コンセプトを言葉にしてみる〜』を参照)いろんな展開を妄想しながら、2人のg“oo”dを突き詰めていこうという想いを込めています。


次回、2024年8月17日(土)に『05. 本のSNSにはアーカイブ性も欲しいかも|Pick a Bookしようと思った経緯』を投稿します💌
また、2024年8月18日(日)14時30分〜20時00分に、下北沢フリーマーケット@下北線路街 空き地にて出店します☄️

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