チョムスキーとの対話 17バラと水仙
ICレコーダをオンにして48分たったところで、ベブさんが部屋に入ってきた。「お話中申し訳ありませんが、もうお時間です」。面会時間は一人45分ということにしておいて実質50分、その間の10分でチョムスキーは自分の用事をすませるという流れなのだろう。ちょうどリストしてきた質問を聞き終わったところで、私のほうとしてもきりがいい。最後にお礼を言って、Understanding Power を初めて読んだときの感想を伝えた。
「私はアメリカに来てから地方都市のいわゆるクオリティ・ペ