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チョムスキーとの対話 12リスケジュール

2008年2月

予定日の直前になっても何も連絡がないので、2月27日にベブさんに確認のメールを入れてみた。すると「先生が喉頭炎にかかってしまったので、できれば3月に延期してほしい」。うわあ、大変だ。すぐに「私のほうは3月でもかまいませんから、ゆっくり休んでもらってください」と返信。

びっしり予定が入っているところで病気になったら、調整がとても大変に違いない。私は近くに住んでいるし会えるのならいつまででも待つが、こういう場合海外からわざわざインタビューに来る人はどうするのだろうか。

最初3月28日はどうかと打診されたが、あいにくこの日はどうしても私のほうの都合がつかない。4月まで予定がいっぱいというところをなんとかやりくりしてくれたらしく、結局次のアポは4月15日の2時に決まった。

79歳で毎日働きづめのしゃべりっぱなしとくれば、チョムスキーが喉を痛めるのも無理はない。実のところ、彼の年齢を考えると万が一のことがあってインタビューがかなわなくなる可能性もあると考えていた。もっと重い病気でなかったのは幸いだ。一日も早い回復を祈る。

続く

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