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音大生、個展を選んだ理由

お久しぶりです。onyoroです。

いよいよはじめての個展まであと4日になりました。
うわぁ…本当にその日ってやってくるんだ…みたいな気持ちになっています。

3日間くらいお家にこもって、寝ているか、食べているか、お風呂に入っている以外の時間、ずーーっと個展の準備をしていました。
準備も大詰めです、あとすこし、頑張ります。


話は遡って、どうして個展を開こうと思ったか、というお話をしたいと思います。
開くと決めた時は、ほんとうに、ただの興味のつもりでした。ビビッときたから、なんとなくやりたかったから、理由なんてないと思っていました。

でも、色んな人に「じゃあ、なんでコンサートとかリサイタルじゃなくて個展なの?」と聞かれました。

うーん、確かに。
音大生、自分のやっていることを披露したいと思えば、リサイタルやコンサートが一般的です。
じゃあ自分はなぜそっちを選ばなかったのかな〜と考えたのですが、

選ばなかったのではなくて、選べなかったのかもしれない、と思いました。


いつもなんとなく誰かを羨んでいる音大生活です。
誰にも負けないくらい楽器が上手な人。
強烈に好きな音楽がある人。
ずっとひたむきに練習を頑張れる人。
何かのコンクールで賞をもらった人。

私はそういう人に憧れているけど、そういう人にはきっとなれないんだろうなと思っていました。
音楽の世界で、突出した、他の人にはない魅力みたいなものが、自分自身にはあんまり感じられなかったのだと思います。

だから、とりあえず自分の好きなものをちまちま、かき集めました。
音楽に限らず、絵とか雑貨とか本とか、ぜんぶ。
そうやって、私が好きなものを集めて、私が居心地の良い世界を作っていった結果、今のonyoroが出来ました。

リサイタルやコンサートを開催するということを選べない代わりに、個展という選択肢が、ぴょんっと自分の目の前に飛び出てきました。
個展なら、何をやっても良いし、そこに音楽があってもいいし、なくてもいい。自由だから、とにかく自分の"すき"を集められるかもしれないって思ったのだと思います。



どうしても、夢中になって準備を進めていると"好きなもの"じゃなくて"上手なもの"を生み出そうとしてしまいます。
でも、元を辿れば誰かのためじゃなくて、自分のために作っていたんだということを思い出して、自分へのハードルをぐんと下げて、焦らずに頑張りたいな。

ほんとうに、たくさんの人が協力してくれています。
私の"すき"のために。
なんて幸せなことなんだろう、って噛み締めながら準備をしています。
(ほんとうにありがとうございます。)

私にとって、たからものみたいな空間がこの星にうまれるの、楽しみだなぁ…!
あと4日です。
皆さんぜひ、遊びに来てください。😌


onyoro solo exhibition
たからもの展
3/3 fri. - 3/5 Sun.
https://1-6.jp/onyoro/

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