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Mizuki
2021年3月21日 19:21
↑このお話の続き******ごめんください…部屋の中は真っ暗だった。あの灯っていた明かりは、もう消えてしまったのかな。夕日が沈むみたいに。もう眠ってしまいましたか。私を泊めてもらえませんか。扉の近く、水槽のさかながパクパクと口を開いた。ご主人、電球が切れて、なぜだか静かになっちゃったよ。君は迷子かい?迷子だねえ。あれ。君天使?天使だね?珍しいこともあるも
2020年9月29日 21:18
丘の上では、今日は特に、柔らかい風が吹いていた。ずいぶん風の雰囲気が変わった。木はいつも通り、涼しげな木陰をたたえて立っていた。感じる風はやさしくて、涼しくて。夏の間、救いを求めるように訪れていたそのこかげは色がブルーから少し薄れ透明に近づいているようだった。こかげの色は、これから暖色になっていって、紅葉と同じようになっていくだろう。そして葉が落ちきる