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何度でも読みたい

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うちが, なんどでも 読み返したいと思った記事を まずは自分のために 編んであります。
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#エッセイ

林檎の味

正しくありたいと思ってた 芯を貫きたいと思ってた 僕らは間違いだらけだと思うようになった …

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やめたこと。

カクヨムをやめた。合わないことはちゃんと畳んでしまいたくて、きっぱりとやめた。

笑顔をやめた。体を鍛えるのをやめた。そしたら、ほんとに笑いたいときに笑えるようになって、体の力も抜けてきた。

書くのをちょっとだけやめてみた。書くことが、やっぱり好きだと分かった。

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オムライスが食べたくば、卵を買ってこい

小学校五年生頃のお話。 亭主関白イズムを持つ父が怒鳴る夜が時折やってくる。僕はそんな時、…

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妹に、「出産に立ち会ってよ」と言われた日のこと。

海のそばで育った。 波が止まらないのが不思議だった。 いつ止まるのか、その瞬間が見たくて…

モモヱ

モモヱは明治の生まれだったかと思う。 昭和、夫の藤太郎と出会う。 というか、見合い結婚さ…

永久の入れ物

空は無愛想だけど誰かを拒んだりはしない 9月に買ったばかりのクロスバイクで夜風を切る 自…

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夕焼けごっこが分からない

「夕焼けごっこが好きだったんだ」 かわずくんはビルの向こうに沈む太陽を見ながら言った。 「夕焼けごっこってなに?」 かわずくんは僕を無視して続けた。 「太陽見るとさ、くしゃみしたくならない?」 「夕焼けごっこって夕焼けのマネするってこと?」 僕もかわずくんのことを無視する事に決めた。 かわずくんはチラッとこちらを見て 「最近、飛行機がギリギリを飛んでるよね。危なくないのかな?」と言った。 かわずくんは夕焼けごっこの事を僕に教える気はないらしい。 「夕焼けご

香水のように愛してる

他の言語になるとその詳細がガラッと変わる言葉の一つが『愛してる』だなと思った。 きっかけ…

ちぃころ
4年前
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見た夢と働くことと

働きたいといえば、人は私に微笑んでくれますので。 今日の夢の中でかつての同僚が言った。 …

ちぃころ
4年前
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