ONTELOPE|音が目でわかるプロダクト

ONTELOPE(オンテロープ)は、聴覚障害の困りごとを「音を視る」で解決します。プロダクト開発で私たちが一番大切にしていることは「相互探求」。noteでは、知る・学び深める・探求する、の3つのカテゴリで、相互探求やプロダクトに関することなどを、誰もが楽しめるように発信します。

ONTELOPE|音が目でわかるプロダクト

ONTELOPE(オンテロープ)は、聴覚障害の困りごとを「音を視る」で解決します。プロダクト開発で私たちが一番大切にしていることは「相互探求」。noteでは、知る・学び深める・探求する、の3つのカテゴリで、相互探求やプロダクトに関することなどを、誰もが楽しめるように発信します。

マガジン

  • 知る

    「音」「聞こえ」に関係することを、サイエンスや社会など、少し変わった視点で連載します。きっと、音や聞こえに少しでも関心がある人なら楽しく読んでいたいただけることでしょう。ONTELOPEに関することも紹介します。

  • 探求する

    ONTELOPEは、体験会、ワークショップ、イベント、クロストークなどを通して、「相互探求の文化づくり」に取り組んでいます。相互探求によって見えてくる新しい地平線について連載します。

  • 学び深める

    「プロダクトづくり」「相互探求」を起点に、今を生きる私たちが考えるべきこと、行動すべきことを研鑽します。未来をつくる人の糧となる連載です。

最近の記事

障害に向き合うことはアートである

ONTELOPE(オンテロープ)代表の澤田です。 今回は、私がプロダクト開発やプロボノ活動を通して思うこと、感じたことについてお話しをしたいと思います。キーワードは「アート」と「障害」。共感いただけたら、コメントやメッセージなどをいただけると嬉しいです。 アートと障害の関係性 みなさん、「アート」は好きですか? 私は好きです。なぜならアートは、私たちが生きることを肯定する意味を内在している、と信じているからです。   アートはただ美しいものを創り出すだけではなく、私たちが

    • 【クロストーク#1】ニュータイプのエンターテインメントを

      ONTELOPE(オンテロープ)代表の澤田真吾が「相互探求の文化づくり」の一環として、会いたい人、語りたい人とざっくばらんにトークセッションをするクロストーク。   初回のゲストは、会いたい理由が「好きだから」という、愛とリスペクトに溢れたオファーを受けてくださった株式会社オトングラス代表の島影圭佑(しまかげ けいすけ)さん。島影さんは学生時代に、文字を代わりに読み上げるメガネ『OTON GLASS』を仲間と共に発明。現在は、弱視者とエンジニアによる協働プロジェクト『FabB

      • 参加レポート|スマートシティフェスタ 2023|「なるほど!」とさせて、「なるほど〜」をもらえたイベントだった

        みなさん、こんにちは。ONTELOPE(オンテロープ)代表の澤田です。   「スマートシティフェスタ」は、東京・西新宿で最先端のテクノロジーを体験できるイベントで、2023年10月13日(金)〜15日(日)に行われました。私たちONTELOPEは、最終日の15日に株式会社シー・エヌ・エスとコラボし、対談やデモンストレーションをさせていただきました。大変興味深いイベントでしたので、レポートさせていただきます。 東京都主催のスマートシティフェスタとは スマートシティフェスタは

        • “フリートーク” 音|おと|オト vol.1 『音楽と感情』

          「“フリートーク” 音 | おと | オト」では、ONTELOPE(オンテロープ)のプロボノメンバーが「音」にまつわることを自由なテーマ、自由なスタイルで配信していきます。   初回はnitamonさんで、テーマは『音楽と感情』。   最後までお楽しみください! 自己紹介 初めまして、nitamonと申します。ONTELOPEでは企画やワークショップなどを担当しています。   経歴を簡単に紹介すると、現在はスタートアップのアドバイザーなどをする傍ら映画音楽を作曲しています

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          6本
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          5本
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          2本

        記事

          音のプロが視ている世界

          こんにちは、ONTELOPE(オンテロープ)代表の澤田です。ONTELOPEは、聞こえの困りごとを解決する「音が目でわかるプロダクト」を開発しています。   私は、プロのサウンドエンジニア・音楽家(nooto SOUND DESIGN)でもあるのですが、聞こえの困りごとにアプローチするという観点でも、私のようなスキルや経験は大きな力になると考えています。音は目に見えませんし、音によって想起される感情や脳内現実も目には見えません。ところが、音のプロは、それらを独自の視点で「視て

          ONTELOPEのメンバーの素顔 #2

          「音が目でわかるプロダクト」を開発しているONTELOPE(オンテロープ)は、プロボノメンバーで活動しています。自分の得意分野で社会に貢献したい、技術や知識をアップデートしたい、自身が聞こえに困りごとがあり、実体験を共有して活動の一助にしたいなど、さまざまな思いをもって参加しています。   どんなメンバーが参加しているのか、興味をもつことが「相互探求」のはじまり——、ということで、『ONTELOPEのメンバーの素顔』第2回は4名をご紹介します!   【メンバーの素顔 #1はこ

          【相互探求の文化づくり】ワークショップレポート#1 | 聴覚障害者×聴者 in 筑波技術大学&デジタルハリウッド大学大学院 後編

          ONTELOPE(オンテロープ)は「音が目でわかるプロダクト」の開発を機に、筑波技術大学の学生さんと2023年6月17日、2023年11月4日にワークショップを行いました。   後編では、筑波技術大学の学生さんと教員 渡辺知恵美(わたなべ ちえみ)さんにインタビューした内容をお届けします。ワークショップを開催することになった経緯や相互探求の文化づくりに期待することなどを伺いました。   【前編はこちら】 [筑波技術大学とは?] 日本で最初に設立された、視覚障害者と聴覚障害者

          【相互探求の文化づくり】ワークショップレポート#1 | 聴覚障害者×聴者 in 筑波技術大学&デジタルハリウッド大学大学院 後編

          【相互探求の文化づくり】ワークショップレポート#1 | 聴覚障害者×聴者 in 筑波技術大学&デジタルハリウッド大学大学院 前編

          ONTELOPE(オンテロープ)が「音が目でわかるプロダクト」の開発を機に、筑波技術大学の学生さんと初めてワークショップを行ったのが2023年6月17日。好評を博し、2023年11月4日に2回目が行われました。   前編では、2回分のワークショップの様子をダイジェストでご紹介。後編では、2回目のワークショップで行った、筑波技術大学の学生さんと教員 渡辺知恵美(わたなべ ちえみ)さんのインタビューをお届けします。 [筑波技術大学とは?] 日本で最初に設立された、視覚障害者と聴

          【相互探求の文化づくり】ワークショップレポート#1 | 聴覚障害者×聴者 in 筑波技術大学&デジタルハリウッド大学大学院 前編

          相互探求とは何か? 今を生きる私たちに相互探求が必要な理由

          ONTELOPE(オンテロープ)代表の澤田です。 私たちは一人一人違う現実を生きています。そのため、一人一人の価値観も異なります。インターネットや仮想現実の普及により、現実が交差しやすくなった今、相互探求は現実をゆたかにするために必要な文化であり、心であるという話をします。   テクノロジーが加速する時代に生きる私たちにとって「道標」となるような視点を投げかけていきます。 インターネットがもたらした世界観 人類史を振り返った時に、世界に大きな影響を及ぼしたテクノロジーはい

          相互探求とは何か? 今を生きる私たちに相互探求が必要な理由

          ONTELOPEのメンバーの素顔 #1

          「音が目でわかるプロダクト」を開発しているONTELOPE(オンテロープ)は、現在プロボノメンバーで活動しています。自分の得意分野で社会に貢献したい、技術や知識をアップデートしたい、自身が聞こえに困りごとがあり、実体験を共有して活動の一助にしたいなど、さまざまな思いをもって参加しています。   どんなメンバーが参加しているのか、興味をもつことが「相互探求」のはじまり。『ONTELOPEのメンバーの素顔』と題して、メンバーを順次紹介していきます。初回は5名をご紹介します! 「

          ONTELOPEのメンバーの素顔 #1

          聴覚障害者向け「音が目でわかるプロダクト」を私たちがつくる理由

          ONTELOPE(オンテロープ)代表の澤田です。私たちは、聴覚障害者向けの「音が目でわかるプロダクト」を開発していますが、「どうしてこのプロダクトをつくっているのですか?」「知人や家族に聴覚障害者がいるのですか?」とよく聞かれます。   今回は、なぜ私たちが「音が目でわかるプロダクト」をつくるのか、開発前の私自身の体験や当時の思いと合わせて、その理由を語ります。 プロダクト開発のきっかけ 私は音に関するさまざまな仕事をしていますが、その中に音をつくったり整えたりする仕事が

          聴覚障害者向け「音が目でわかるプロダクト」を私たちがつくる理由

          宇宙が生まれた時に、「音」は存在していなかった

          ONTELOPE(オンテロープ) 代表の澤田です。音のプロ(※)である私は、「人」と「音」と「世界」の関係性を日常的に考えています。そして今、聴覚障害者向けの「音が目でわかるプロダクト」の開発と社会実装を進めています。   今回、note初回配信ということで、音に興味がある人はもちろんのこと、多くの人に知っておいていただきたい「デジタルが発展し、現実のつくり方の自由度が上がっていく世界の中で、どのように音を捉えていくとよいのか」について、語っていきます。   ※澤田真吾プロフ

          宇宙が生まれた時に、「音」は存在していなかった

          【相互探求の文化づくり】プロダクト体験会レポート#1 | “聞く”ことから何を感じ取った?

          聴覚障害者の困りごとを解決したいと、ONTELOPE(オンテロープ)代表の澤田真吾(さわだ しんご)さんが「音が目でわかるプロダクト」の開発に着手したのが約2年前。そこから社会実装に向けて、プロダクト開発を進めてきました。 プロトタイプ完成を機に、聴覚障害者の方の協力を得て、プロダクトの有用性を確認して特許を取得。プロダクト開発の目処がたったところで、「相互探求の文化づくり」を本格的に始動すべく、2023年4月2日に体験会を開催しました。 相互探求の文化づくりとは? O

          【相互探求の文化づくり】プロダクト体験会レポート#1 | “聞く”ことから何を感じ取った?