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休職したほうがいいメンタル不調5つのサイン(経験談)

適応障害で2ヶ月間休職していました。

現在は復職してなんとか毎日頑張らずにマイペースでやっています。ですが以前のような気力を取り戻すのにはかなり時間がかかると感じています。はっきり言って、もう元通りにはならないと思います。

不調のサインをごまかしながら仕事を続けていると、やがて限界が来てある日突然会社に行きたくなくなります。やはり突然会社に来なくなると心配や迷惑をかけてしまいますし、その罪悪感にずっと囚われます。復職できたとしても、周囲に気を遣わせながら働くことに後ろめたさを感じ続けるかもしれません。

こんなことにならないように、不調のサインを見逃さず計画的に休養を取りたいものです。

今回は私の実体験に基づいた、メンタル不調の兆候が見られる5つのサインを解説します。

私の場合は
・異動による環境の変化
・業務量の増加
・生活リズムの変化(勤務時間の変化により)
・職場の雰囲気が合わなかった
・上司が苦手なタイプだった

このようなさまざまな変化に対応できず、ストレスを溜め込み、メンタルの不調があらわれてきました。

①口数が少なくなった

いつもより口数が減るのは疲れが溜まっている証拠です。考えごとや悩みごとがあると人と話すのが億劫になり、ボーっとすることが増えてきます。自分から話しかけることがなくなり、話しかけられてもうまく反応できなくなります。

「ねぇ、聞いてる?」などと言われることが増えてきたら、危険なサインかもしれません。


②人とランチに行きたくない

休憩時間は「ひとりになりたい」と思うようになります。ランチに誘われても気が進まないのですが、行けるうちはまだ良いでしょう。愚痴を吐き出すことができているなら大丈夫です。

しかし、危険なサインは「誰にも言えなくなった」ときです。なぜ言えないのかというと、話を聞いてもらっても状況は変わらないからです。自分の気持ちがスッキリすれば良いわけではなく、置かれた状況からもう逃げ出したいと思っているわけなので、愚痴を吐き出しても解決しません。

そこまで追い詰められていると、人に話しても意味がないと思ってしまい誰にも何も言えなくなるのです。


③過食または拒食になる

私の場合は、まず過食になりました。
ストレスの自覚がない段階では、ラーメンやチョコなどの甘いものが食べたくなる欲求を抑えられなくなっていました。二郎系ラーメンが無性に食べたくなり、気づけば週に何度も足を運んでいました。食べて後悔するのがわかっているのにやめられない。食べずにはいられないという感覚です。チョコも寝る前に必ず欲するようになり、夜中に目を覚ましては貪り食べてしまっていました。今考えるとかなり異常な食生活で、すでに危険なサインが出ていました。さらに追い詰められると、逆に何も食べられなくなりました。過食からの急な拒食は体調もおかしくなってきます。かなり危険なサインですので、できれば休んだ方がいいでしょう。


④眠れない、または早く起きすぎる

眠れないのはずっと考えごとをしてしまうからです。頭の中が不安でいっぱいになって、夢にも出てくるほどなら心が休まる時間がありません。基本的に人は眠らなければ疲れは回復しないので、寝つきが悪く数時間しか眠れなかったり、朝早く起きすぎてしまったりする場合は、体調が悪くなる一方です。「食べられない」「眠れない」はかなり危険なサインです。すぐに心療内科の受診をおすすめします。

⑤好きだった趣味が楽しく感じない(すぐに休もう)

こうなったらもう、すぐに休むべきだと思います。

音楽や映画や本を読むことなど、不思議なもので好きだったものが何も感じなくなるのです。音楽はうるさいだけ、映画も集中できず退屈に思えて最後まで観ることができません。本を読むのも活字が頭に入ってこないので、まったくページが進みません。何をしても楽しくない。

楽しいことがないのなら、何のために生きているんだろう?

もしこんなふうに思ってしまうことがあるなら、すぐに休みましょう。よくない考えが浮かんでくる可能性もあるので早めに対処するべきです。


まとめ

口数が減り、人と関わるのが億劫になる。
食べ過ぎる、または食べられなくなる。
楽しかったものが楽しくなくなる。

こんなサインに気づいたら、すぐに休職を検討しましょう。ごまかしながら我慢を続けると取り返しのつかない状態になってしまいます。

一度気力の糸がプツリと切れてしまうと結び直すのは容易ではありません。なぜなら、気力だけでなく自信や体力、信用、キャリア、お金など

色々なものを失ってしまうからです。

元に戻るのが難しいなら、感情を失い死んだように生きるのか、それとも新たに生まれ変わるのか。

いずれにせよ、「人は何度でもやり直せる
時には休むことも必要なのです。

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