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【エッセイ②】イジメの先に見つけたもの

今回は【エッセイ①】で少し触れた、私が受けたイジメについて書いていこうと思います。少し長くなりますので、お時間がある時にでもどうぞ☕

実はこのテーマ、数日前に書き終えていたけど、公開するかどうか躊躇していました。でもせっかくここまで思い出しながら書いたんだから・・・ということで公開したいと思います。

ちょっとネガティブな内容なので、苦手な方はご注意ください💦

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私がイジメを受けていたのは中学1年~2年のこと。
今までこの話は私のすべてを受け止めてくれる夫にしか話したことはない。
家族にも友達にも話したことがないし、これから先も話すことはないと思う。

地元はいわゆる田舎と称される場所で、子供の数がだいぶ減っていることと、そもそも学校の数も少ないことから、同学年は3クラスしかなく、幼稚園から中学卒業まで同じメンツが集まっていた。

私をイジメていた人物は2人いる。

もう20年も前の話だけど、正直、今でもこの話をするのは辛い。

文章にしてしまえば、そこまででもないと感じる内容かもしれないが、当時幼かった私にトラウマを植え付けるには十分すぎる出来事だった。

しかし大人になって改めて考えると、イジメっ子って実は・・・と思うことがあるので、自分なりに分析してみた。

①同級生の女子「S子」

≪自身が嫌われる事を恐れ他者を嫌う者≫


中学1年の時、クラスの女子全員から無視されていた時に、それを先導していた女子だ。

彼女の性格の悪さは同じクラスになった子ならば、皆が知っているほどであった。しかし運悪く、私は中学1年までS子と同じクラスになったことがなかった。そして入学してすぐ、同じクラスになり友達になった。

S子はどこに行くにも一緒に行動したい子で、半ば連れ回されていたと言ってもいい。新学期からしばらく経ったころ、1人の転校生がやってきた。そしてその転校生の女の子と私、S子は3人で仲良くなった。

しかしS子は、常に自分のそばに誰か1人を置いておきたいタイプで、2対1で自分がひとりになるのが怖かったのだろう。
しばらくして私を仲間から外した。状況が分からなかった私は何度も話かけてみたが、すぐにどこかへ行ってしまう。そんな日々が続いた。

すでに女子たちは、小さなグループを作っていて他の女子たちも自分たちの輪に入れようとはしなかった。関わりたくなかったのだと思う。
その時、何もかもどうでもよくなって「もういいや、ひとりでいよう。」そう思った。幸い、男子たちは今までと変わらず接してくれたし、隣の席の男子は私の状況を心配してよく話かけてくれていた。

苦痛でしかない学校に行く理由が見当たらなかった。
朝、起きてから準備をしている間、堪えきれず泣く毎日だった。

この時は、イジメられていたことを誰にも相談できなかった。

何より恥ずかしかったし、誰にも悟られたくなくて、平気なフリをしていた。小学6年の時に両親が離婚したこともあり、仕事で忙しい母に相談することも心配をかけたくなくて、できなかった。
中学2年に上がりクラス替えにより、S子との接点はなくなった。

その後もS子は同様の手口で、次々とターゲットを仲間外れにしていたようだった。しかし中学3年になる頃には、S子の異常性に気づき始めた女子たちは団結して身を守っていたことを聞いた。
そしてS子が最も恐れていた”自身が孤立する”事態になり、S子はクラスの子の上履きにカッターの刃や画鋲を入れるなど、行動がエスカレートしていったようだった。そのたびに、学年集会を開かれていたのでよく覚えている。

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