作家小野美由紀によるエッセイマガジンです。タイトル通り "それでもやはり、意識せざるをえない” 物事について、月に5-10本程度配信します。日々のエッセイ、恋愛、性愛、家族、また…
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2018年5月の記事一覧
「思い」が熟する年齢
京都で講座。
朝11時の京都駅、修学旅行の中学生や高校生で埋め尽くされている。たくさんの学校が入り乱れ、阿鼻叫喚。各方面から「並びなさい!」「コラァ、言うこときけ!」と怒号が上がり気分的には地獄絵図。各学校の先生たちの怒りと苛立ちが京都駅の狭い新幹線乗り場のコンコースの上空に毒の霧みたいに漂って見える。きっちりと列を作り、床に座り込んで待機させられている囚人みたいな生徒たちを看守みたいな顔で見下
面白かった映画レビュー「君の名前で僕を呼んで」星4.5「女は二度決断する」星4.2「心と体と」星4.0
「君の名前で僕を呼んで」
まさかの杏プレイに仰天しつつ目が吸い付いて離れない極上の映像美
佐々木俊尚さんがオススメしていたので見に行ったら最高だった。
イタリアの片田舎を舞台にした、フランス人の少年エリオとアメリカ人青年オリヴァーの一夏の恋物語。
目が吸い付くような、隠喩の溢れる映像美、ストーリーを追うと言うよりも「体験する」に近い臨場感。老若男女、自分の体験を振り返らずにはいられない恋の