新刊の紹介
筑摩書房から新刊『免疫学者が語る パンデミックの「終わり」と、これからの世界』を出しました。この本は、パンデミックの「終わり」はいつ来るのか?コロナの後の世界をどう作っていけるのか?という大きな疑問に答えるものです。この内容を少し紹介しておきます。
第1章では、パンデミックの感染爆発と医療崩壊がどうして引き起こされるのかを免疫の観点から説明します。
第2章では、医療逼迫で問題になる、コロナの重症化がどうして起きてしまうのかを、免疫の仕組みから解説します。この章ではイラストも使って、免疫のはたらきをわかりやすく説明しています。
第3章では、ワクチンや自然感染でできる「免疫」とは何か、どのような仕組みなのかを解説します。
第4章では、コロナの変異株が生まれる仕組みを説明し、将来の変異株がどのような性質をもつことになるか、今後何を準備する必要があるのか示します。
第5章では、このパンデミックの時代を乗り越えるため、とくに感染対策とワクチン接種についてどのように考えればいいのか解説します。
第6章では、パンデミック後の世界について考察します。将来の変異株と、わたしたちの免疫についての幾つかのシナリオを検討し、ありうる社会の姿を描いています。
最終章では、パンデミックがもたらす根本問題を再確認しながら、わたしたちがこのパンデミックをどのように終わらせられるのか、終わらせるべきなのかを考えます。
2020年以来の2年半を振り返って、今の地点を確認し、今後していくべきことを考える上で、誰しもが「見取り図」として使える本をつくることを目指して書きました。よろしければ、お読みください。
新刊へのリンクはこちら:amzn.to/3O9YND2
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?