売上を視ているから何をやっても上手くいかない
こんにちは!小野寺幸太郎です。
コロナ禍に入って3年が経った今でも、相変わらず多くのフィットネスクラブでは「売上を上げろ!」「人件費を減らせ!」「休会者を呼び戻せ!」、そしてひどい時は「物販を売れ!」などと的外れもいいところの指示が毎日飛んでいることと思います( 一一)
で、達成できなければ「なぜできなかったんだ?」と「来月どうリカバリーするんだ?」と会議で詰められるパターンです(笑)
こう言ってはなんですが、支配人時代「結果を出せないのは自分のせいではない」と思っていました。
「決められた環境で結果を出せないのを他のせいにするな!」と言われればそれまでですが。
結果を出すには自分の能力だけではなく「環境」が同じくらい重要だと考えています。ウサイン・ボルト選手だって泥沼の地面で走らせたら一般人より遅いはずです。
当然ながら会社には個人の裁量というものはありません。それが良い悪いではなく事実です。
トーナメント戦のようなヒエラルキー、イベントや工事一つやるのにも複数人の上長から理解と承認を得なければならない。そして「いつになったら直るんだ!」と会員さんから苦情をもらう。
支配人なんて名ばかりです。実態は責任を負わされたアルバイト社員ですね。
そんな状況で自分の能力など発揮できません。昇格するのは「聞き分けの良い人」です。
優秀な人間は見切りをつけてどんどん去っていく。残るのは従順なアルバイト社員だけ。ますます結果は出なくなっていきます。
そしてなぜこのような企業がうまくいかないかと言うと理由は単純で「売上を視ているから」です。
事業は何のためにやるのか?「お客さんを幸せにする為」です。
「今月あと100万円必要だ。だからこの商品を50人に売れ!」ではないんですよ。圧倒的に間違っています。
「こんなことで困っている人たちに、この商品・サービスを届けて幸せにしてあげたい!」が本来です。
その結果、対価としてお金を頂く。ある程度余剰が出たらそれをまた商品・サービスに費やしさらに喜んでもらう。
これはビジネスをやっている人なら誰もがわかっているはずなのに、それをやれてない。ここに根本原因があります。
それに気付かない限り。また気付いていながら気付かないフリをしている限り、先はないと思います。
100%嘘偽りなく「お客さんの為に事業をしている」企業だけが価値を創出し、生き残っていくのだと思います。
フレアーは前述した旧態依然企業とは一線を画す存在になりたいと考えています。
最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。
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