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こんにちは!小野寺幸太郎です。

起業する前(会社員時代)と今とで180°違うこと。たくさんありますが、その一つに「自分の良心に100%従って仕事ができている」ことがあります。

改めて良心の意味とは…

道徳的な善悪をわきまえ区別し、正しく行動しようとする心の働き

です。これはまともな人間であれば誰もが持っているものですね!

ですが組織にいると、この良心というものに、つまり商道徳に背かなければいけないことが往々にしてあります。

このお客さんにはA商品が合っているのに、上からは単価の高いB商品を売れと言われる。

明らかに必要とされていない商品サービスを勧めなければいけない。

あからさまではなくてもそういう空気や圧を感じたことがあるビジネスマンは多いはずです。

フィットネス業界で言うと「月会費2ヶ月分無料!」の下に米粒のような文字で「6ヵ月以上の在籍が条件です。6ヵ月未満で退会する場合は違約金が発生します」も個人的には十分商道徳に反すると思ってます( ゚Д゚)

私が会社員時代で今でも後悔しているのは、2ヵ月〇十万円の有料ダイエットプログラムにお申込みされた20代女性のお客様です。

当時は某大手企業の高額パーソナルトレーニングが流行し、各社がこぞって真似ていた時でした。

その20代女性のお客様は3ヵ月後に結婚式を控えている為痩せたいという要望でしたが、既に体型は痩せ気味で誰がどう見てもダイエットが不要で、むしろ筋力と栄養指導が必要なくらいでした。

しかし、未熟な私は「お客様が望んでいるのだから仕方ない」「店舗の売上が上がることで担当する部下スタッフの評価も上がる」と自分の良心を、最もらしい言い訳で隠していました。

結果、当然というべきか成果は出ないどころか、栄養バランスが乱れ、体調を崩してしまい、中途解約で全額返金ということになってしまいました。

担当した部下スタッフも落ち込んでしまいました。

私がトレーナーとして「このサービスは必要ない」ということを、栄養指導の観点からしっかり丁寧にお伝えしていれば、そしてその人に本当に必要なことを提案していれば恐らくこんなことにはなりませんでした。結婚式も良い体調で迎えられたはずです。

言ってしまえば、その人の人生の大切な節目に悪影響を及ぼしてしまった、ということです。

もちろんこれは私自身の人間性が未熟だったせいです。会社のせいではありません。

ここで言いたいのは、売上、利益を追求し、また追及される状況に長く身を置くことで、人の為に、という良心が置き去りになる可能性が高いということです。

最初は誰もが持っている良心。

良心を持ちながら、それに反することをし続けるのは辛い。

だから良心はどこかに置いて、忘れてしまったほうが楽になる。

理想論だ、ビジネスとはそんなもんだ、と斜に構えてカッコいい振りをするカッコ悪い大人になりたくないから起業しました。

何処までも自分の良心に従おう。

義を見てせざるは勇無きなり。

最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。

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