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こんにちは!小野寺幸太郎です。

スモールジムFlareでは3ヵ月に1回、イベントを行っています。内容は一定期間内で減った体脂肪率に応じて賞品券をプレゼントするものだったり、また春や秋などの比較的外で過ごしやすいシーズンでは「ウォーキングチャレンジ」と題して、歩いた歩数に応じて同じく賞品をプレゼントする催しもあります。

ここで大事だと思っているのが「何故これをやるのか?」を明確にしているか?ということだと思います。

それは「理念に沿っているか?」の一言に尽きます。

「からだをより良くし、人生を末広がりに謳歌する人を増やす」のがフレアーの理念です。

人が行動を起こすにはきっかけが必要です。ただ毎回運動を行うのももちろん良いのですが、そこにさらに行動→習慣化に繋がるようなフックを用意しておくことです。

イベント期間中は「なんでこれが大事か?」「これを習慣化することによってどんなことを防げて、どんな良いことがあるか?」などの発信をしていきます。それによって行動のきっかけになるように促していきます。

それを繰り返していけば確実に理念には近づいていきますね!

会社員時代にもこういうことをやろうと思って稟議書(懐かしい!)を挙げたことは何度かありましたが決まって聞かれるのは…

「で、いくら利益が出るの?」

「そんなことより入会を増やせ」「退会を減らせ」

ということです。

利益を追求するのが悪いということではなく、その先にあるものが見えていない。いかにお飾りの理念か?自クラブのメンバーさんを一人の人ではなく、単なる在籍者として見てしまっているか?が表れています。

現場スタッフもそういったイベントなどを「楽しそう!」とか「盛り上がりそう!」「会員さんが喜ぶから」と感情的な理由でやってしまいがちですがそれも問題です。

大事なのはまず「理念に沿っているか?」と「お客さん、会社、現場の三方向で長期的に良い影響があるかどうか」です。

7月はちょうどダイエットイベントを終えたばかりですが、もちろん労力がかかる上に利益なんてありませんよ(笑)参加者が多いと賞品代で5万くらいはいきます(笑)

しかしそれでもやる、あえてやる。そこに運営側の思いとか信念が出るし、それにメンバーさんは応えてくれます。

またあえてやらないことを決める、というのも大事にしているつもりです。

例えば会費の値引きは2021年1月のオープン時期以外はこれまで一切していません。「値引き」に反応して入会してほしくないからです。また多くのジムで必ずと言っていいほどある「都度利用」。これもやりません。絶対続かないし「運動を”習慣化”してほしい」という理念に反するからです。

事業者の考え方なのでこれらがダメだということではありません。しかし多くのクラブやパーソナルジムでこういうことをやるのは、お客様からご要望があったから、という理由の裏に「目先の利益を上げたい」という心境が往々にして隠れています。

目先目先で行動すると言っていることとやっていることが必ずズレていきます。それが長期的に信用や信頼を堕とすことになってしまう、大切なメンバーさんをガッカリさせることになります。

しかし多くのクラブは入会を増やせ、退会を減らせ、経費を削減しろと。

現場は疲弊して、サービスは低下しているのに会費の値上げをしてしまう、会員さんをバカにするようなクラブに思いや信念はありません。

施設・立地・料金で集客する時代はもう終わってます。成立したとしてもそれは資金力が強い大手でしか勝てないやり方です。

超大手で駒として使われるか?

今の会社で疲弊し続けるか?

個として思いを実現するか?

このどれかしかないと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。


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